みんな元気。 [Kindle]

  • 新潮社 (2007年6月1日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・電子書籍 (290ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 短篇集だからサクッと読めそうかなと思ったら意外にヘヴィだった。最近の短篇に比べたら洗練というか着地の綺麗さに欠けるかもしれないけど、舞城王太郎ってずっと「家族」を書いてきたんだよなあ、と改めてしみじみしてしまうような物語が並ぶ。「みんな元気。」のめくるめく並行世界の描写だけで☆5つ。
    あと、デビュー前の詩集『Jason Fourthroom』が最近出たけど、届いた次の日に2篇目「Dead for Good」を読んでたらば「生きることは病である、とジェイソン・フォースルームは書いている。」って脈絡もなく出て来てビックリした。ジェイソン・フォースルームって誰なんだぜ?

  • 舞城王太郎。昔は結構読んでたけど、年取るときつい。この本も50Pくらい読んだところで、もういっぱいいっぱい。

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著者プロフィール

1973年福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』でメフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』など著書多数。2012年『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳、短編映画『BREAK』や短編アニメ『龍の歯医者』『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などを手掛けている。

「2015年 『深夜百太郎 入口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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