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- / ISBN・EAN: 4988111144423
感想・レビュー・書評
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主人公は飛行機パイロット
インドシナの戦闘で墜落し、九死に一生を得たものの
地上にいた現地の少女を巻き込んで死なせてしまう
それからというもの彼は
すべての記憶を失ったばかりか、人生を楽しめなくなった
生と死のはざまにあるかりそめの世界と知って
なにもかもが空虚になった
ふとしたことで知り合った美しい少女は
彼にとって、死にぞこないをふたたび空へといざなう
天使にでも見えたのか詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ピュアなロリコン映画。
はらはらする。 -
\=❤= 心の宝石箱にある作品 =❤=/
本作を初めて観たのはTVの洋画劇場だった。
故・淀川氏が解説を務めていらした。
そして私はここで、主演のH・クリューガー氏に一気に魅かれていった。
と同時に、パトリシア・ゴッジの哀愁を秘めた美少女ぶりにもだ。
第一次インドシナ戦争での戦傷で記憶を失ってしまった男と、父親に捨てられた少女との深い愛が描かれていく.....
モノクロ作品であるにも関わらずふたりの瞳の輝き、暖炉の焔の輝きの美しさが目に焼きついて離れない。いや、これはモノクロであるからこそ成し得た効果と云えよう。
それというのも、アンリ・ドカエのカメラテクニックの冴えが生きているからだろう。
★《ビー玉》 《短剣》 《マッチ箱》
何気のない小道具(アイテム)にさえもデリケートな神経が通っているかのように、本編では用いられている。使われている。★
父に捨てられたナイーブな少女と、戦争で傷ついた男。
〝父娘を模した逢瀬の狂おしくもピュアな時間〝の芳香が、画面に心地良く漂っていく。
★*:☆。.・'゜★・:。.・'゜☆ 。.・'゜★。・:*:・☆ 。.・'゜★。.・'゜:*☆ 。.・'゜★*:☆
// Christmasの夜… //
ピエールはフランソワーズが欲しがった物を取りに…
でもそれが、ふたりの別れになろうとは***
パトリシア・ゴッジは本作を含め他2作程度しか出演してはいないようだが。
それがまた、彼女を神秘のベールで覆っているかのように、フランソワーズの存在を美しいものにしているのかもしれない。
本作をいつまでも愛してやまない私のような者が意外にも多いこともまた、この作品の魅力を物語っているような気がする。
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戦争をきっかけに記憶をなくした青年、寄宿学校へと捨てられた少女、偶然知り合った二人は日曜日ごとにあう約束をし、繋がりを強くしていく。
感受性が高く純粋な青年、十代前半の一途な少女の想い、二人の関係は世間からは理解されない。そうして、幸せな二人だけの空間を壊すのは……。
後半の空間の美しいこと!
普通と異なるものへ排斥感がテーマなのでしょうかね?