真夜中のマーチ (集英社文庫) [Kindle]

著者 :
  • 集英社
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感想・レビュー・書評

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  • 最初はハードボイルドなのかと読む手がなかなか進まず。3人が出会ってからは二転三転するうちにあっという間に読み終えていた。ハードボイルドじゃなくてエンターテイメントだった。
    最後のミタゾウからの手紙にはニヤニヤした。面白かったー。

  • テンポよく進んで読みやすかった。
    でも途中からダラダラ読んでしまったかな。

  • 登場人物どいつもこいつもロクでもない奴らばかりなんだけどどこか憎めない面々。
    スピード感のある展開でテンポよく進み先がどうなるか読めない楽しさがあった。

  • 自称青年実業家のヨコケンこと横山健司は、仕込んだパーティーで三田総一郎と出会う。財閥の御曹司かと思いきや、単なる商社のダメ社員だったミタゾウとヨコケンは、わけありの現金強奪をもくろむが、謎の美女クロチェに邪魔されてしまう。それぞれの思惑を抱えて手を組んだ3人は、美術詐欺のアガリ、10億円をターゲットに完全犯罪を目指す!が…!?直木賞作家が放つ、痛快クライム・ノベルの傑作。

  • ヨコチンとフルテツ。

  • 一気に読めるポップなクライムノベル。悪い人がいっぱい。でもフルテツは多分いい人。

  • 2.7かな。一気読みはできるが・・・

  • 奥田英朗だ~

  • やはり、奥田英朗は天才だな。
    この人の作品にハズレはない!

    若い頃、松田優作の「探偵物語」や「俺たちは天使だ」ってドラマをよく観ていたが、本作は、そんな匂いのする作品だ。しかも今風(^-^)/

    これ、映画化したくるよな、って思いながら読んでたら、やっぱり映画化になってた(笑)

    なんかなー、やり手なのか頼りないのか、お人好しなのかワルなのか? そんな若者たちやから、設定自体もツボ(笑)

    一気読みや!

  • 奥田英朗、やっぱり面白い。深く考えず楽しくどんどん読み進むのに適したお話しだと、奥田英朗はピカいち!

  • 奥田さんらしい、痛快でユーモア溢れる、まさに「一晩で読める面白い小説」。それぞれの描写が的確で引き込まれるし、最初は便宜上のチームだった三人組に次第に生まれる連帯感も自然で、なんだか嬉しくなる。個人的には、「邪魔」系より「我が家」系が好きなので、楽しく一気に読めて満足な一冊。

  • 10億円詐欺にまつわるドタバタ劇。登場人物や流れがコミカルなのでさらーっと読めた。奥田英朗は、登場人物のダメ人間度がもう少し高い方が好みかな。

  • クロチェにキスして欲しいっ!

  • 父を尊敬できないで恨みを持っている女性が、一流会社のダメ社員と自称青年実業家とぐるになって、父の汚いお金を強奪しようとするエンターテイメント。

  • 止まらなくなってきた奥田英朗強化月間(^^;)。
    ハマり過ぎてペースが2日で3冊。
    ちょっと考えないとヤバくなってきた(^^;)。

    この「真夜中のマーチ」は、ちょっと軽い感じの現代風クライム
    ノベル。渋谷のちょっと怪しいパーティー屋やヤクザ、チャイナ
    マフィアっぽい人たちが多数登場するため、サスペンス的な要素
    も多分にあるのだが、基本的にそういうのを感じ取れない(^^;)。

    結構ヘビーな状況に追い込まれている筈のキャラ達は皆どこか
    ノンビリしており、世界観はマヌケと皮肉に溢れる。そして全員、
    どこか憎めない、という、バカバカしい魅力いっぱいな作品。

    しかし物語の構成はカッチリと練り込まれており、読中随所で感嘆。
    奥田作品は救いの無い系が最高、とか思っていたが、ブラックユー
    モア系もなかなか。しばらく続きそうだなぁ、強化月間。
    まだ読んでない作品たくさんあるし(^^;)。

  • 痛快だった。奥田英朗の持つユーモアとシリアスな群像劇の二つがうまく混ざってたと思う。男2人に美女1人てのは王道だよね。突っ込みどころは多いけど楽しんで一気に読んだ。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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