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感想・レビュー・書評
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「ブラックアウト」「オールクリア」を読了し、オールクリアの巻末の解説で、SFマガジンの2013年7月号でコニー・ウィリスを特集されていると書かれていたので、図書館で本書を借りて読んでみた。よかったです。本邦初翻訳となる短篇「エミリーの総て」を読めただけでも価値がある。ロボットが人間の職を奪うテーマなんて、現在のAIブームを予見していたかのようだ。そしてハートウォーミングなストーリーにコニー・ウィリスらしさをものすごく感じた。もうひとつの短篇「ナイルに死す」はアガサ・クリスティの同名小説を思い出す。もちろんクリスティ大好きな著者なので、うまいことはめてくれる。ただし、私はあまりストーリーを理解できなかった。私がスリラータッチの作品を好きでないからなのかもしれない。なお、主要登場人物&用語事典はコニー・ウィリスの作品を読むにあたり、手元においておくと便利な資料になるだろう。
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