知的生活の方法 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 昔の読書家は、子供の頃から難しい本を読んでるなぁ。私は三国志なんか未だに読めてないよ。
    著者は、本は何度も繰り返し読むのが当然と思っていたが、中学3年の時に友人がそうでないのを知って驚愕したらしい。私も子供の頃は何度も読み返していたけど、アラフィフになった今、残りの寿命を考えると、新しい本との出会いを優先してしまう。結果、積読が大量に発生してるわけやけど。「読んだ本の内容というものは忘れるものだ。」という言葉に安心した。
    情報の管理の仕方も書いてある。パソコンを使うより一覧性に優れていて使いやすいかもしれない。
    知的生活に相応しい家の設計図も掲載されているが、今の時代、敷地百坪の家を建てられる人がどれだけいるのか…。廊下もリビングも壁一面が本棚、というのは理想的やけど。
    低血圧の人は夜型の生活が合う、というのは初耳。確かに、超低血圧やった若い頃は、超夜型やった。今は血圧正常で、早起きではないけど朝型の生活になった。不眠症でたまに徹夜になるけど、深夜は読書がはかどる。知的生活のためには邪魔の入らない夜型の方が向いているらしい。
    著者の女性観に時代を感じる。

著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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