ゲーデルの哲学 不完全性定理と神の存在論 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 高橋先生の解説はロジカルで分かりやすので、読んでいてとても楽しくなる。しかし多くの学者が誤解しているということは、実際はとても難解な内容なのだろうと思う。
    それにしても、哲学、数学、そして物理学はいずれも自分が学習した時代の常識が全て覆されていて、時代の流れを感じる。理性的な存在であろうとすること自体があやういということは、それだけエキサイティングなことなかもしれないけれど。

  • ★★★★★

    この種の本の感想としては適当ではないかもしれないが、超面白かった!

    ゲーデルや不完全性定理についてはなんとなく聞きかじってはいたが、どうせ手を出してもわかるわけがないと諦めていた。

    数学にも哲学にも片足すら突っ込んでいない僕だけど、ファッション的に、こういうのわかったらかっこいいよな、という浅はかな考えで時々発作のように手を出してしまう。

    たていは撃沈して終わるのだが、ごく稀に“当たり”があるからたちが悪い。

    で、そのたちの悪いのがまた来てしまった。

    小難しいアカデミックな話をされてもどうせわからないのでゲーデルの人となりから入れる本書は本当に読みやすい。

    家族やアインシュタインなど周囲にいた人々からゲーデルの人物像を浮かび上がらせていくやり方も正攻法で良し。

    不完全性定理に関しても、恐らく専門家が見たら驚愕するくらい徹底的に噛み砕いて説明してくれるので、僕程度の頭脳でもちゃんとわかるようになっている。

    パラドックスの話なら他人に話して聴かせることもできるし、難しいことをちょっとわかった振りが出来るという点でもポイント高し。

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プロフィール

1959年大分県生まれ。國學院大學教授。専門は論理学・哲学。ウエスタンミシガン大学数学科および哲学科卒業後、ミシガン大学大学院哲学研究科修了。主要著書は『理性の限界』『知性の限界』『感性の限界』『ゲーデルの哲学』(以上、講談社現代新書)、『東大生の論理』(ちくま新書)、『小林秀雄の哲学』(朝日新書)、『哲学ディベート』(NHKブックス)、『ノイマン・ゲーデル・チューリング』(筑摩選書)、『科学哲学のすすめ』(丸善)など。超自然現象や疑似科学を究明するJAPAN SKEPTICS副会長。

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