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感想・レビュー・書評
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9年前?にでているので内容は少し古めだけど、旅中もキレキレなのはさすがちきりん。
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日本の常識は世界の非常識ということ。クレーム言う時には笑顔で、というのは激しく賛成
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印象に残ったところメモ。
- 愛はお金で手に入るか?などと言う議論は、お金があれば何でも買えると言う前提があって初めて出てくる質問。
- 言葉は生きたまま使われていると進化する。新語が生まれ、従来と異なる語法が現れて定着していくのは、言語が進化している証拠。ただし日本語などと言うものが時を越えて存在するわけではない。
- 楽しいとか楽しくないとか、有意義な人生だとか生きる意義が感じられないとか、社会に貢献できているとかいないとか、そんな事はどうでもいいのだ。その前に私たちはまず食べ、そして生きる、のです
- 今日生きるために生きています。何のために生きているのかと問われたら私はそう答える。私が家を生きている理由は、明日も生きるため以外の何物でもない。それが生き物の人生。
- 人間目にも、恵まれすぎていると頑張らなくなるのでしょうか?努力しなくても、太陽の光や自然の恵みをふんだんに受けていられるから、危機感が持ちにくいのでしょうか?
- 動機付けのシステムが変われば、人間の行動は短期間にここまで大きく変わる=人の行動はシステムに強く依存している
- シンガポールの経済的な成功の構図。国際競争に方なければ、国がなくなってしまうと言う危機感。
- 格差が当然のように存在する社会では、格差問題自体が認識されない。
- 何を持っているか、と言うことが、これほどまでの豊かさとは無関係なのだ。豊かな人生と言うのは、あなたのように希望や自由や選択肢のある人生なんだ。 -
「石油が入ってこなくても 食べ物に困らない」というのは、強い 国の基本だと思いました(ベトナム)
「 ひとつの国からの旅行客に依存するのではなく、世界の金持ちを追いかけ続けること」、これが、世界屈指の ブイチリゾートが生き残る道なのです。
・ ウィーン美術史美術館、エルミタージュ美術館、 プラド美術館など=その家に栄えた王朝の財宝と使用家具や工芸品を展示
・ルーブル美術館=パリに集まった芸術家の作品を展示
・大英博物館=大英帝国が世界各国から持ち帰った古代遺跡の発掘品を展示
でも人間なんて、いずれ露と消え、後世まで残るのは石と砂でできた無機質な建造物だけです。そう思うと、日々のあれこれに一喜一憂することが何だか 馬鹿らしく感じられます。どんなに じたばたしても、1人の人間が生きられるの たかだか100年です。反対に、数千年 残るものは「生きていなかったもの」ばかりです。「命ある者」は生きている その時こそ、目一杯楽しんで過ごすべきということなのでしょう。
もう一つ 大事なことは、「問題解決」は自分でやった方が早いということです。 なぜなら、 客にクレームをつけられたホテルの従業員には、「問題を解決しよう」という気があまりないからです。 彼らは何も困っていないのです 。困っているのは客である自分です 。だったら自分が問題の解決方法を考え、それを彼らに提示して対応可能かどうか確かめた上で指示をする 、日本以外の国ではこれが最も効果的な対処方法です。 -
こんなふうに多角的な視点を持てたら、旅行も一層楽しくなるだろうな。
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感想書いたものが消えてしまったので再掲。
ちきりんさんの文章がすき!
サクサク読めて、筆者の考え方がダイレクトに伝わる感覚がある。
この本は2012年とけっこう前に出版された物だけど、今でも全く通づる内容。それは筆者が『歴史は変わり続けるもの』という考えの元で色々な経験をされているから普遍的なのかな。
歴史とは離れて、アフリカの章もかなり心に残る。
子供のキリンがチーター?ライオン?に食べられてしまう場面。
今の世の中、目標がないとダメ、生きがいや趣味がないとダメ的な雰囲気があるけど、『明日を生きるために、今日を生きる』別にそれで良いんだよね。と思い出させてくれる。
そんな本でした。 -
2014年に発売された本。
旅をして様々な情報に触れる中で、多くの経験が筆者の血肉になっているのがわかる。
2021年現在のコロナ禍で、海外に旅行することは難しい状況だが、私もいつか子供たちをつれて海外を周遊したいと思う。
確かに日本は豊かで、日本にいるだけで幸せかもしれないが、世界を旅することで、客観的な視点で自分たちの暮らしている日本を知ることができる。
結局のところ、外から見ないと、自分の姿は分からないのだ。
世界を歩いて考えるということは、自分自身の小世界の輪郭を浮かび上がらせる行為なのだと思う。 -
何となく手に取ったので読んでみた。
海外旅行をただの観光だけでなく、その土地の社会や文化を理解し、とことん知識に取り入れている姿勢に感銘を受けた。
自分の中での海外旅行はこれまで「日々の疲れをいやすために日常を離れてリフレッシュする」というイメージでいたのだが、この本に書かれているように学びに変えていく姿勢を自分も持ちたいと思った。
ただ、著者は非常に頭の良い方とお見受けするので、なかなかマインドを変えたからといって著者のように気づきを得て学びに変えるのは難しいだろうなという気がした。 -
海外旅行に行く動機が社会派です。
何も考えず、浮かれて海外旅行をしていた自分が恥ずかしい。
折角行くなら、社会、歴史、文化を知って、疑問や仮説を持って現地の人と話せればなお素敵ですね。