眠れる美女 [Kindle]

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レビュー : 3
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感想・レビュー・書評

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  • ネクロフィリア的な萌えがある。女の子がギャルゲーのように何人も登場するのも良い。
    氵エロ老人、昔はさぞかしモテたんだろうな。

    川端康成は初めて読んだけど、こんな幻想小説を書く作家だとは思っていなかった。植物の描写がきれいで、シチュエーションが妖しくて素敵。男の人の言葉遣いが小説っぽくなくて、作り込まれてない口語が生々しい。

  • 日本でもっとも描写が美しい作家とか、ノーベル文学賞作家とか。名声が高すぎて食わず嫌いだったが、読んでみてびっくり。ものすごく読みやすい。えー川端康成ってこんな変態オヤジだったのか。びっくり。にしても、寝ている女との添い寝プレイというシチュエーション、性欲を捨てきれない男の情けなさとか悲哀とか、女性の部位の描写とか、世話女との爆笑もののやりとりとか。実に秀逸だった。折を見て何度も読みたい本。

  • 猫町課題図書を例によって読書会当日に読了。日本が世界に誇る耽美的変態作家の後期代表作。表題作は正直なところ醜悪過ぎて、課題図書にでもなっていなかったら読み通していなかっただろうと思う一編。江口老人の醜悪さを近親憎悪として感じられるくらい歳をとってしまったということかもしれない。

    「片腕」も川端後期の傑作と称される短編で、これは、つげ義治が漫画にでもしていそうなシュールで幻想的な作品。一瞬正気に戻る(物語世界から見れば狂気を発する)ラストが印象的で、3編の中では一番気に入った。

    「散りぬるを」は 3編の中では一番読み易いが、小説としての完成度は圧倒的に低い。まったく不条理な殺人事件を通して、老人の醜さが随所に滲み出るとともに、自白に依存した警察捜査が当時から問題視されていたことが判る。

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著者プロフィール

1899年生まれ。1920年東京帝国大学文学部英文学科に入学(のち、国文学科に転科)。1921年第六次『新思潮』を創刊。『伊豆の踊子』や『雪国』などの作品を残す。1961年文化勲章受章。1962年『眠れる美女』で毎日出版文化賞受賞。1968年10月、日本人初となるノーベル文学賞受賞が決定する。1972年没。

「2017年 『山の音』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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