羊の木(1) (イブニングコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 元犯罪者で出所してきた11人をある地方都市が、それを秘密として受け入れる。事実を知っているのは市長以下3人のみ。

    ひとくせもふたくせもある受刑者たち。今にも誰かが犯罪を起こしそうでハラハラしつつ何も起きないというドキドキの繰り返し。
    市民が事実を知ったらどうなるか?はたしてこの試みは彼らの更生になるのか?壮大で先行き不安な実験が今、始まった。

  • テーマは面白そう。
    絵柄がミスマッチ。

  • なんだか纏まりが無くて、著者の意図が良くわからない。

  •  タダだったから読んでみた( ´ ▽ ` )ノ

    「がきデカ」&「ぼのぼの」作者という、あまりにも意外なコラボレーション(@_@)
     出来上がったのはどっちの作風とも異なった、とことん奇妙な作品(ながら、「死刑!(問答無用の決めつけ)」&「いぢめる? いぢめる?(無用な恐怖に萎縮)」というフレーズはいみじくも本作の主テーマを端的に表している)( ´ ▽ ` )ノ
     前科持ちの異端者たちと因習閉鎖的な村社会の予期せざる出会い(オオカミウオの集団が剥き出しの刃物=呪物で封印された戸口を訪い歩く奇祭が、この異常事態をうまく象徴している)( ´ ▽ ` )ノ
     本来交わってはいけない二者が接触・融合することで発生する危険な化学反応・連鎖反応(>_<)
     ゾワゾワ・ムズムズする破滅の予兆が皮膚感覚として伝わってきて怖い(>_<)
     ホラー・サスペンスとして比類なきシチュエーション( ´ ▽ ` )ノ

     機会があれば続きもぜひ読んでみたい( ´ ▽ ` )ノ

    2020/03/25

  • Kindle無料版にて。
    映画を見たので原作を読んでみる。
    なるほど。
    全然違うな。
    でもコッチの方が重みがありそうだな。
    キャラも全然違うし設定もだいぶ違う。
    もう全然別物と考えた方が良さそうである。
    しかしまあコレもなんとも言えない気分になるなあ。
    続き気になるが、購入はどうだろうなあ。

  • どろどろしそうだけど。。。
    映画はどのようにまとめたのか?

  • 再読。初回は気がつかなかったったけど、明確な主人公がおらず、個々人の行動や思惑が勝手に走り、やがて街全体を巻き込んだカタストロフに至る、というのは阿部和重「シンセミア」に似ていなくもない。

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著者プロフィール

山上たつひこ
一九四七年徳島県生まれ。出版社勤務を経て漫画家に。代表作は、『がきデカ』『光る風』『喜劇新思想大系』など多数。特に『がきデカ』は社会的にも大ブームとなり、掲載誌の「少年チャンピオン」を少年誌初の二百万部に押し上げた。一九九〇年、マンガの筆をおき、本名の〈山上龍彦〉として、『兄弟!尻が重い』『蝉花』『春に縮む』などを発表。 二〇〇三年より、再び〈山上たつひこ〉として、小説『追憶の夜』(のちに『火床より出でて』と改題)を発表し、漫画「中春こまわり君」を描く。最新刊は『枕の千両』(小説。小社刊)。原作を担当した『羊の木』(いがらしみきお画)で、二〇一五年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。

「2017年 『大阪弁の犬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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