獣儀式 狂鬼降臨 [Kindle]

著者 :
  • アドレナライズ
2.20
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本棚登録 : 31
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (150ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 血と臓物と糞尿と性行為。鬼が地獄から出てきて現世で残虐行為を行うというこの本の内容を表すとしたら、先の四つの言葉がそれ。この言葉の「全て」に興味のある人以外は読んじゃダメ。「あー、あたし臓物好きだから読んじゃおうかな☆」という方は読まないほうが賢明だと思います。もちろん「どれも興味ね~し」という方はここから先のレビューも読む必要なし。時間はもっと有効に使いましょう。

    さて、そんな本……、生きたまま串刺しにされたり、生きたまま酸で溶かされたり、生きたまま腸を木に括りつけられたりするわけですので、主題はスプラッタ。作者自身もあとがきで書いてますが、スプラッタを目的にしてスプラッタが描かれている本です。

    しかし、読んでいて「痛い!」「ごえーっ!」っとはなるのですが、なにか物足りない(この意見に同意した方は、あなたがフツーの読書人とは趣味嗜好が異なることを改めて認識してください)。

    そして、ケッチャム「隣の家の少女」を思い出し、はたと気づく。この物語には抑圧がない。肉体的な激痛や腐敗臭は本から知覚できるけど、恐ろしさがないのです。明らかにホラージャンルの作品だけど、自分がこの作品に物足りなさを感じたのは、ホラーではないからだ。

    これは、スプラッタ。それ以上でも以下でもない。

  • 文章を目で追うのがこんなに嫌になったことはない。読んでいると目の前に血腥い地獄絵図が広がる。それだけ。

  • ただただグロ描写が続きます。

  • 嫌いではないのだが、、ただ単に悪趣味なだけ、という感じがして何か足りない気がした。

  • 同じような展開ばかりで途中で飽きる。化物が意思を持って進化していく過程は、オブザデッドシリーズで見てるので、新鮮さもない。

  • 私淑している「私の知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」に触発されて、初めてkindleで購入したものを、ようやく読み終える。
    ひたすらに血、臓物、強姦、殺戮、ばかり。
    なぜなら冥土がいっぱいになって鬼がこちらの世界に溢れ返り、
    果ては死者の魂が向こうへ行けないのでバラバラになった死体にまで魂が残り死にきれないというトンデモない設定。
    逝ききれない肉団子がひとつにまとまればあとはローリングストーン。
    グロテスクのためのグロテスク。
    スプラッタのためのスプラッタここに極まれり。
    永井豪に続き、「神がかった描写」とはこういう描写かもしれない。なにせ、「世界ガ、完成」するのだから。

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著者プロフィール

1954年、福岡県に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、「透明人間の定理 リラダンについて」で幻影城新人賞評論部門に佳作入選。85年、『肉の儀式』(ミリオン出版)で小説家デビュー。以降、ホラー、ハード・ヴァイオレンスを中心に活躍。映画評論家、コラムニスト、翻訳家、ダイバーとしても知られる。主な著書に小説『邪し魔』(河出書房新社)、『狂鬼降臨』(出版芸術社)、映画評論『世界ファンタスティック映画狂時代』(洋泉社)などがある。また、『人獣裁判』『凌辱の魔界』『髑髏町綺譚』(アドレナライズ)など、多数の作品が電子書籍化されている。現在、バリ島に在住で、トーキングヘッズ叢書(TH Seires)に映画エッセイ「バリは映画の宝島」を連載中。

「2017年 『蔵の中の鬼女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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