オリエント急行殺人事件 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988113765039
感想・レビュー・書評
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先日、BS日テレで放映していた『オリエント急行殺人事件(原題:MURDER ON THE ORIENT EXPRESS)/1974』を観ました。
-----story-------------
この中に犯人がいる?
1935年。
イスタンブールからパリ経由でカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行には様々な乗客が乗っていたが、その中には名探偵「エルキュール・ポワロ」の姿もあった。
二日目の深夜、折りからの雪で線路が埋まり列車が立往生している中、「ポワロ」の隣の客室にいたアメリカ人富豪「ラチェット」が身体中を刃物で刺されて死んでいるのが発見される。
鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出した「ポワロ」は、一等寝台の車掌と十二人の乗客たちの尋問を開始するのだが…。
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劇場向けの作品で、いつも観ている「デビッド・スーシェ」が「ポワロ」役を演じているイギリスのテレビシリーズとは全く異なる作品です、、、
「ポワロ」って、「デビッド・スーシェ」のイメージが頭の中に色濃く残っているので、かなり違和感があったし、本作品もテレビドラマ版の出来が良いので、少し物足りない感じはありましたが… 「アンソニー・パーキンス」、「イングリッド・バーグマン」、「ショーン・コネリー」等、豪華キャストが登場するので、これはこれで愉しめましたね。
1930年、ニューヨーク、ロングアイランドに住む大富豪「アームストロング家」の三歳になる一人娘が誘拐され、20万ドルという巨額の身代金が犯人に支払われたにもかかわらず、幼児は死体となって発見された… 悲報のショックで夫人も亡くなり、「アームストロング」自身も度重なる不幸にピストル自殺を遂げてしまう、、、
6ヵ月後に犯人が逮捕されたが、莫大な金力とある種の秘密勢力を利用して証拠不十分で釈放されるという結果に終わった… それから5年後、トルコのイスタンブールから、アジアとヨーロッパを結ぶ豪華な大陸横断国際列車オリエント急行が、さまざまな乗客を乗せて、パリ経由カレーに向けて発車しようとしていた。
真冬だというのに珍しくオリエント急行の一等寝台車は満員だったが、「ポワロ」は偶然出会った古い友人で鉄道会社の重役である「ビアンキ」の取りはからいで、なんとかコンパートメントで落ちつくことが出来た… 二日目の深夜、「ポワロ」は周囲の静寂で眼をさました、、、
隣室で人が呻く声を聞いたような気がしたのだ… そして翌朝、「ポワロ」の隣りのコンパートメントにいたアメリカ人の億万長者「ラチェット」が、刃物で身体中を刺されて死んでいるのを下男の「ベドース」と「ポワロ」が発見する。
コンパートメントに残された燃えかすの手紙には、5年前に起きた「アームストロング」誘拐事件に関連する文面が発見され、「ポワロ」は「ビアンキ」に依頼され、この事件の解明を引き受けざるをえなかった… そして早速、国籍も身分も異なる同じ一等寝台の車掌と12人の乗客たちの尋問を始めた、、、
まずは「ラチェット」の秘書「ヘクター」、さらにこの車輌の車掌の「ピエール」、「ベドーズ」、「ハバード夫人」、英語教師「グレタ・オルソン」、ハンガリーの外交官「アンドレニ伯爵」とその夫人、「ドラゴミロフ公爵夫人」とその召使「ヒルデガード・シュミット」、英国軍人「アーバスノット大佐」、「メアリー・デベナム」、車のセールスマン「フォスカレリ」、私立探偵と名のる「ハードマン」の順に尋問していくうちに「ラチェット」が「アームストロング」誘拐事件の真犯人であることが判明… 「ポワロ」の明晰な頭脳で、全く関係のないと思われた十二人の関係性が次々と明らかにされていく。
そうして「ポワロ」は、意外な真犯人の名を口にするのだった… 「ポアロ」は真相を見抜きますが、その判断は「ビアンキ」に委ねられ、犯人は車外に逃走したことに、、、
原作に忠実な展開で、最後は温情措置を施しましたね… でも、やっぱり「ポワロ」役は「デビッド・スーシェ」の方がイイなぁ と思っちゃいますね。
-----staff/cast-------------
監督:シドニー・ルメット
製作:ジョン・ブラボーン
リチャード・グッドウィン
原作:アガサ・クリスティ
脚本:ポール・デーン
撮影:ジェフリー・アンスワース
音楽:リチャード・ロドニー・ベネット
出演:
アルバート・フィニー エルキュール・ポアロ
ジャクリーン・ビセット エレナ・アンドレニイ伯爵夫人
アンソニー・パーキンス ヘクター・マックイーン
マイケル・ヨーク ルドルフ・アンドレニイ伯爵
ローレン・バコール ハリエット・ベリンダ・ハバード夫人
イングリッド・バーグマン グレタ・オルソン
ショーン・コネリー アーバスノット大佐
リチャード・ウィドマーク ラチェット・ロバーツ
ヴァネッサ・レッドグレーヴ メアリー・デベナム
ウェンディ・ヒラー ナタリア・ドラゴミノフ公爵夫人
ジョン・ギールグッド エドワード・ベドウズ
ジャン=ピエール・カッセル ピエール・ミシェル車掌
レイチェル・ロバーツ ヒルデガルド・シュミット
コリン・ブレイクリー サイラス・ハードマン
デニス・クイリー ジーノ・フォスカレッリ
ジョージ・クールリス コンスタンテイン医師
マーティン・バルサム ビアンキ -
ストーリーを知っていても何度も
見返したくなるのはやはり豪華で魅力的な
なキャストだからどいうに尽きる。
今やコントになりかねない定形の展開なのだが
(野村萬斎の日本ばんはまさにそう笑)
ゴージャスなグラビアでも見ているかのよう。
衣装もおしゃれ。
ポアロではこのフィニーのやつがウザイ感じが
1番ポアロらしくて好き。
撮影は「2001年宇宙の旅」「テス」の
天才ジェフリー•アンスワース。
しっとりと艶っぽい、温度や空気感まで
伝わるような映像が素晴らしい。 -
オリエント急行を見るのはこれで3本目。
一番最初に見たのがケネス・ブラナー版、その次がポアロさんと言えばこの人!のデヴィッド・スーシェ版、で最後がこれでした。
この3本とも見ている人って特に珍しくもないと思うのだけど、ふつうは順番逆よね。笑
もともと私はアガサ・クリスティがぜんぜん好きじゃなくて、申し訳ないけどおもしろいと思ったことがない上に、オリエント急行ほどの有名作品ともなると、いつの間にか結末だけ知っている状態だったので、特に見たいとも思わなかった。
でも、最近リメイクされたケネス・ブラナー版を見たら、これが思いのほかおもしろく、じゃあドラマ版のデヴィッド・スーシェはどうなんだろうと気になってそれも見て、結局「どうせだからコンプしておくか」という謎のコンプ魂でこれも見ました。
結論からいうと、私はケネス・ブラナー版が一番おもしろかった。映像も綺麗だし。
なんとあのポアロさんが一瞬カッコよく見えたりもして。
普通に考えてイケメンキャラからは程遠い人なんだけど、まさかのイケメン寄りのポアロさんに仕上がっている。
一方、ドラマシリーズのデヴィッド・スーシェ版は上品で気取ったポアロさん。
私にとってはこのポアロさんが基本なので、安定のクオリティです。こっちのオリエント急行もわりとおもしろかった。
で、この映画のポアロさんですが・・・
なんだか一番品がないポアロだと私は思った。
夫婦生活について下品なジョークを飛ばしたりして、私のイメージとは全然違っていてちょっとビックリした。
原作をちゃんと読んでないので分からないが、ドラマを見る限りでは、ポアロさんという人は、わりと嫌われキャラというか、行きずりの人からダサいだのファッションが変だのと馬鹿にされがちな人なんだけれど、デヴィッド・スーシェ演じるポアロは上品で礼儀正しくて、本来は嫌われる感じじゃないから、見ていてかわいそうに思う時がある。(たまに気のいいヘイスティングスに横柄だったりするけど)
でも、この映画のポアロさん(アルバート・フィニー)は、なんとなーくKYで傲慢な感じで、「あー・・・嫌われてもしょーがないかも・・・」という感じだった。
アガサ・クリスティはポアロのことを「最初から大嫌いだった」みたいなことを言っていたらしいので、この映画のポアロさんが一番原作に近いのかも??? -
night of red herring
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TVにて
シドニー・ルメット,12人の陪審員にこだわりあり.という感じ.大物俳優を見ているだけで楽しかった.イングリッド・バーグマンが助演を取ったけれどローレン・バコールの存在感はすごかった. -
2017版を劇場で見た後、1974年版にはイングリット・バーグマンが出て助演女優賞も得ている、というのでそちらもレンタルして見てみた。犯人を知ってから見ることになるが、こうなるとちょっとした顔の表情とか、伏線とかが分かり、犯人は誰か?というどきどき感とは別な愉しみを味わえた。
イングリット・バーグマンは最初、老伯爵夫人役を打診されたそうだが、家庭教師役をやりたい、とそちらを演じて助演女優賞を得た。家庭教師はすごく地味な風貌の設定で、あまり登場場面も多くない。こちらで際立ったのは夫を2度とりかえている婦人役のローレン・バコールだ。バコールの方が派手な役だったので、こちらのほうがすごく印象に残った。
リチャード・ウィドマークが被害者、アンソニー・パーキンスがその若い秘書役。
1974アメリカ 監督:シドニー・ルメット
2017.12.9レンタル -
BS放送で視聴。1974年制作のイギリス映画。舞台はパリとイスタンブールを結ぶオリエント急行。雪で立ち往生した列車の中で殺人事件が起こり、エルキュール・ポアロが灰色の脳細胞を持って謎解きに挑む。監督は「12人の怒れる男」で有名なシドニー・ルメット。主演のポワロ役はアルバート・フィーニーが演じる。
ワルツで始まるミステリー映画。階級社会が色濃く残る時代、豪華寝台列車の中で起こる事件ってワクワクする。始まってすぐ音楽と新聞の記事だけで描写される誘拐事件の経過概要が、不気味で引き込まれた。
今月頭からリメイク版が映画館で放映されているらしい。ジョニー・デップがラチェット役。 -
BSで。面白かったです。タイトルだけ知っていましたが、こんなお話なのですね。
ポワロが乗客や乗務員から話を聞いていて、皆さん濃い…と思っていたので、真相に驚きました。話を聞いていても全くわからなかったので、探偵はすごいです。
最後の皆さんが、良かったー!みたいになってたことに更に驚きました。それでいいんだ…でも、面白かったです。