人間臨終図巻 1 (徳間文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 関川夏央の「人間晩年図巻」が好きで読んでいるが、その元になっている、本書、山田風太郎の「人間臨終図巻」を読みたくなり、手にとった。古今東西の有名人923名の死に様を一人一人紹介した4巻構成の第1巻。亡くなった時の年齢順にソートされており、この第1巻では、49歳までに亡くなった方が収められている。
    923人が、それぞれどのように亡くなったのかを書いた本が面白いのか?と普通の人は思うだろうが、読んでみると、これがなかなか面白い。
    何が一体面白いのか、うまく説明できない。言えるのは、人の死に方は千差万別であるということ。それは、生き方が千差万別であることと同じだ。死に方は選べないが、死にどのように向き合うかは、死にあたってどのような態度をとるかは選択できて、そこに、その人の生き方が表れているような気もする。

  • 若くして亡くなった人が載ってるので、全体的に壮絶だったり悲壮だったり無念感たっぷり
    濃い人生の最期が詰まってます

  • 新年早々人の死に触れるような内容だが、
    セールでお安くなっていたこのタイミングで、
    電子書籍にて読了。

    まずは今の自分と同じ年齢から読み始めてみたが、
    なんとも感慨深いものがあったり。
    死に様は、それまでその人が生きてきた人生の集大成とも思える部分が多いことにも気づかされる。
    残りの巻も是非読みたい。

  • 古今東西世界中の有名人の臨終シーンがあります。
    1巻は10代~50歳まで。凄絶なのと貧困の中でと言うのが多かったのは、若くしての死だからだろうか?
    この人、あれだけの業績があるのに、こんなに早く亡くなってたんだ。という人が多かったです。

著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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