オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 3 帝国の緩やかな黄昏 [Kindle]

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  • 長い長い全三冊をようやく読了。
    「もうひとつ」のアメリカ史。1800年代後半の帝国主義の時代から、テロとの戦いという建前と明け暮れる現在までの影のアメリカ史である。
    ストーリーの背骨にあるのは社会主義との戦い、ファシズムとの戦い、共産主義との戦い、テロとの戦いと時代時代に標的を変えて、「帝国」としての立ち振る舞いを政府に強制する軍産複合体(いまでいうネオコン)の蠢く姿である。

    表向きの自由平等、ちょっぴりお節介という程度のアメリカ像とは全く異なる、自分都合で脅迫主義的で支離滅裂な戦略に他国を巻き込む非常に危ない帝国の姿が書かれている。
    オリバー・ストーンの思想が色濃いせいか、リベラルではない時代時代の政権への批判が激しいため、一昔前の落合信彦や広瀬隆の本を読んでいるような気になってくる。

著者プロフィール

1946年生まれ。アメリカの映画監督、脚本化、映画プロデューサー。『プラトーン』、『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を二度受賞。著書『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』はベストセラー。

「2020年 『もうひとつの日米戦後史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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