アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読書会で紹介して頂いた本。少年が、旅を続ける中で色んな人と出会い、色んな事を感じ、学んでいきます。すんごく壮大!Audibleで歩きながら聴いていたからか、自分も旅をしているような気分になりました。向かう先は職場でしたけども!オススメです!

  • 羊飼い少年の宝探しの旅

    心地良くて楽なコンフォートゾーンを抜け出し、夢に向かい続ける少年。一番やりたい事、自分の運命より、他人からどう思われるかが大切になってしまう人が多い中、彼は今を大事に生き、前に進み続けます。大人になり忘れてしまった何かを問われているような気がしました。その人の年代、その時によって感じ方が変わってきそうです。最後に彼が見つけた答えは、大事な物は、実はそこにあったんだと納得できました。

  • 羊飼いの少年が、ピラミッドにあるとされる宝探しの旅をする話。旅の途中で羊やお金を失って絶望するが、それでも少年はあきらめず夢を追い続ける。その彼の姿から、年齢を重ねるごとに見失なっていた、希望を持つことやあきらめずに挑戦し続けることはやっぱり大切なんだと改めて考えさせられた。砂漠を旅するところや文章から醸し出される雰囲気は、『星の王子さま』の物語に重なる部分はある。また、文章はとても繊細で優しい。特に、離ればなれになった恋する者へ風に乗せてキスを送るといった表現は、ふんわり素敵な表現であった。

  • 最高の一冊といっていい
    夢の導きの旅が始まり出会いと別れの中、人生の知恵を学んでいく、世界ベストセラーとなった夢と勇気の物語
    小説だけど哲学、賢者の言葉が出てくる為少し理解に時間がかかてしまう場面もあった
    ただそれを差し引いても面白い、次々起こる前兆、聞こえることば、受け止める現実、今を生きてこそ面白いのだと、旅に出てみなよと勇気をくれる
    ラテン系作家さんらしい洒落たラストだった
    ページ数も200くらいで手に取りやすいかなと

    好きなフレーズ引用
    何かを望む時には宇宙全体が協力してそれを実現するために助けてくれるのだよ
    前兆の語る言葉を忘れてはいけない特に運命に最後まで従うことを忘れずにな
    幸福の秘密とは世界のすべてのすばらしさを味わいしかもスプーンの油のことを忘れないことだよ
    「マクトゥーブ」これがわかるためにはアラブ人に生まれなければならないよ
    自分の人生の物語と世界の歴史が同じものの手によって書かれていると知った時そんな恐れは消えてしまう
    地球上のすべての人が心で理解できることばーを学んだのだった
    すなわちそれは変えられるように書かれている未来の場合だよ
    勇気こそ大いなることばを理解するために最も重要な資質なのだ
    夢を追求している時は心は傷つかないそれは追求の一瞬一瞬が神との出会いであり永遠との出会いだからだ
    人は地平線にヤシの木が見えた時渇して死ぬ
    海はこの貝の中に今も生き続けているそれがその運命だからだ
    世界は神の目に見える側面にすぎないそして錬金術とは魂の完全性を物質界にもたらすことなのだ
    私たちが今の自分より良いものになろうと努力すれば自分のまわりのすべてのものも良くなるということを彼らは教えているのです
    そのキスはずっと遠くからゆっくりとゆっくりとやって来て少年のくちびるの上でとまった

  • これは、人生におけるベスト3。に入る本。
    6年ほど前に読んでいたのに、あの時にも恐ろしく感動したのに、今回はより一層、人生のバイブルとなるような心が震える感覚を得た。

    ・運命とは、お前がいつもやり遂げたいと思ってきたことだよ。誰でも若い時は自分の運命を知っているものなのだ。
    ・お前が誰であろうと何をしていようとお前が何かを本当にやりたいと思うときは、その望みは、宇宙の魂から生まれたものなのだ。それが地球におけるお前の使命なのだよ。
    ・お前が何かを望むときには、宇宙全体が協力をして、それを実現するために助けてくれるのだよ
    ・結局人は、自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかと言う方がもっと大切になってしまうのだ。
    ・人生の全てには対価が必要だと言うことを学ぶことができてよかったではないか
    ・宝物を見つけるためには、前兆に従って行かなくてはならない。神様は誰にでも行く道を用意してくださるものだ。神様がお前のために残してくれた前兆を読んでいくだけで良いのだ。
    僕はよく知っている野原に戻り、また羊の群れを世話をしようと確信を持って自分に言った。しかし彼は自分の決心にもはや幸せを感じなかった。彼はマルイチ年間、自分の夢を実現するために働いてきたが、今やその夢は1分ごとに重要さを失っていた。それはおそらく本当の夢では無いからなのだろう
    ・自分がなぜ羊の群れに戻りたいのか知っていると彼は思った。僕は羊たちを理解しているからだ。
    ・それと同時に思った宝物は見つからなくても、僕はいつでも国に帰ることができる。僕は今十分なお金も、そして必要な時間もある。行かないてはない彼は急にとても幸せを感じた。彼はいつでも戻って羊飼いになることができた。またいつでもクリスタルの証人になることもできた。きっと世界には他にも隠された宝物があるだろう。しかし彼には夢があった。その上王様と出会っていた。俺は誰にでも起こることではない。
    ・人の心は、人は、自分の1番大切な夢を追求するのが怖いのです。自分はそれに値していないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。なぜならこうしたことが起こると非常に傷つくからです。傷つくのを恐れる事は実際に傷つくよりも辛いものだ
    ・地球上全ての人には、その人を待っている宝物があります。私たち人の心は、こうした宝物については、めったにから語りません。人は、もはや宝物を探しに行きたがらないからです。私たちは、子供たちにだけ、その宝物のことを話します。その後、私たちは人生をそれ自身の方向へそれ自身の宿命と進んで行かせます。しかし、不幸なことにごくわずかの人しか、彼らのために用意された道、彼らの運命と幸せの道を進もうとしませんほとんどの人は、世界を恐ろしい場所だと思っています。
    ・「なぜ人の心は、夢を追い続けろと言わないのですか」「それが最も苦しませることだからだ。そして心は苦しみたくないのだ」彼は心にお願いだから話しかけるのを決して止めないでくれと頼んだ。そして自分が夢から遠くへそれてしまったときには強く言い張って警報を鳴らしてほしいと頼んだ。そして警報を聞いたら、必ずそのメッセージに気をつけるからと誓った
    ・すべての探求は、初心者の月で始まる。そしてすべての探求は、商社が厳しくテストされることによって終わるのだ。夜明けの直前に最も暗い時間が来る。
    ・人の心は、夢を実現しようとしている人を助ける。
    ・運命は形を変える

  • ■帯タイトル
    読み継がれて四半世紀
    世界的大ベストセラー
    夢のお告げを信じ
    砂漠の旅を続ける少年が
    手に入れたものとは……。

    ■あらすじ
    羊飼いの少年サンチャゴは、
    アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。
    そこに彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。
    長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。
    「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」
    「前兆に従うこと」
    少年は錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生を学んで行く。

    ■感想、レビュー
    昔、コミュニティか何かでおすすめされた一冊。
    資格の勉強で行き詰ってたときに、
    思わず積読本から引っ張り出しました。

    私には、前兆とか錬金術が正直難しかったです。苦笑
    最初に羊を売って手に入れた有り金すべてを、
    なぜか出会ったばかりの少年に持たせていて、
    返してと言えないままいたら、
    持ち逃げされる場面があって、
    「うそでしょ!笑」となりました。
    そこから彼はクリスタル商人の店で働く。。。
    「え、宝探しの冒険じゃない。笑」と思い、
    出だしからすでに私の想像を超えてました。苦笑

    他の人のレビュー見て、なるほど、そんな見方があるのね、となりました。
    海外の有名俳優等も読んでいるとか。
    そんなに有名で影響のある本なのか、と。

    もう少し自分の心が柔らかい状態のときに読んだら違うのかもなあ。
    ただ、まっすぐ実直に自分の心を信じ、自分に従って突き進む姿が、とても良かった。
    どんな困難やハプニングも受け入れて、最後に彼がつかむ宝物。
    また時間が過ぎたら、パラパラとページをめくってみようと思います。
    そのときにまたほかの方のレビューも一緒に見たら、感じ方も変わりそうな気がしてます。

  • 再読。
    もしかしたら、最初に読んだときは、この本の本当の良さはわかっていなかったのかもしれない。
    人は受け取るべきものを受け取るべきタイミングで受け取るのだなと。本当だねととても腑に落ちた。
    全然本の感想ではないけれど。笑。
    人はみなありのままで100%の存在。自分の心の声に耳を傾けること。自分に集中すること。そんな大切なことを教えてくれる1冊。

  • ◆運命論に支配された童話。様々なアイテムやイベントがRPGみたい。『指輪物語』や『ハリーポッター』のようにファンタジーを感じないのは訳文のせいか。部分的には気の利いた自己啓発名言多出。夢に向かって不断の努力をしていない自分の日常に耳の痛い言葉も多かったし、これから社会で自己実現していかなければならないムスコに読ませたい言葉もあった。ただ、個人的には「全ては書かれている・予定されている」という枠組み・大前提の中ではモチベーションは起こらないな。◆オチがよくある昔話だったので、ちょっとがっかりした。◆この本から恐れを消して前に進む力をもらう人が多くいるのもよくわかる。その「夢」がいつも正義とは限らないけれど。

  • 今の自分に響いたこと。
    ・イギリス人が錬金術の練習を始めたシーン。もっと早くできたのに、失敗が怖くてやらずにいたが、20年もやらずにいるよりは良かったという様子が印象的だった。どんなことも、遅くなりすぎることはない、その日気づけたことへの喜びに目を向け、いつからでも始める自分でいたい。
    ・普段、自分の気持ちに言い訳をして、やりたい事を見失っていないか。今は人生で1番選択できる自由な時のはずなのに、何を恐れてそんな小さくまとまろうとしてるのかと自分に問いたい。

  • 人生の指針となるような大切な一冊

    ----------
    『私は食べている時は、食べることしか考えません。もし私が行進していたら、行進することだけに集中します。もし私が戦わなければならなかったら、その日に死んでもそれはかまいません。  なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけにしか興味を持っていません。もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということがわかるでしょう。人生は私たちにとってパーティであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです」』

    『「人が本当に何かを望む時、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助けるのだ」と錬金術師は言った。』

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著者プロフィール

1947年ブラジル、リオデジャネイロ生まれ。現代において最も影響力のある作家の一人といわれている。2002年よりブラジル文学アカデミー会員。著作の多くが世界的ベストセラーとなり、88か国語に翻訳され、これまで170以上の国々で3億2000万部以上を売り上げた。多くの名誉ある国際的な賞を受賞しており、そのなかにはフランスのレジオン・ドヌール勲章がある。2007年には国連ピース・メッセンジャーに任命された。

「2021年 『弓を引く人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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