神曲 ─まんがで読破─ [Kindle]

  • イースト・プレス
3.11
  • (2)
  • (11)
  • (23)
  • (6)
  • (2)
本棚登録 : 188
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1472年、イタリアの詩人・政治家であるダンテによる長編叙述詩。若くして夭折したヴェアトリーチェの後を追い、古代ローマの詩人ウェルギリウスの導きにより地獄、煉獄、天国を巡る。それぞれの様子を描いた三篇からなる。キリスト教と深いかかわりがあるため、ゴリゴリのキリスト教圏でない日本と諸外国とを比べると、きっと知名度に差がある。

  • Amazonで11円だったので。
    真っ当に生きよう。

  • 文学史か何かで必ず出る,ダンテの神曲。
    まともに読む気にはなれないが,まんがなら。
    煉獄(れんごく)と読むのかぁ。
    キリスト教の考え方
    よく生きるための本か?
    キリスト教にも地獄があり,日本の寺にも地獄絵があり,ユングの言う集合的無意識が地獄概念を生み出しているのか?

  • 物語の概略を把握するならば最適な選択ではないでしょうか。

    私は原作を読んで途中挫折していたのですが、こちらの作品でやっと読破することができました。

    歴史の教科書に載る程の大作ですが、非常な長編で難解な作品です。ここで粗筋だけでも目を通しておけば、後々文学的な理解が深まるようなことがあるかもしれません。

  • ベアトリーチェの名前と、地獄めぐりをするってぼんやりした内容だけは知ってたけど、読んだことがなかった名作をざっと把握できてよかった。神も愛も原動力なのね(雑な理解)。

  •  11円セールにて購入( ´ ▽ ` )ノ

     昨日読んだ同シリーズ「君主論」に引き続き、またしても舞台はフィレンツェからスタート( ´ ▽ ` )ノ
     なんだか馴れ初めがよくわからないまま超美人ベアトリーチェに横恋慕し(?)、あげく彼女の急死に耐えきれず悶絶死したダンテ青年(少年? 絵が下手だから年齢がよくわからない)、大昔の大詩人ウェリギリウスさんの案内で臨死体験地獄ツアーへGO!( ´ ▽ ` )ノ
     行く先々で(まだ完全に死んでない人間だから)待ったがかかるけど、「天の意志」の一言でオールパス( ´ ▽ ` )ノ
     昨今流行りの転生ものの元祖だけど「転生してもダンテはダンテのままだった件」ってとこで、主人公は自分では全く何もしないままただあっちこっち連れ回されるだけ(>_<)
     まあ、煉獄(杏寿郎さん……)・地獄・悪魔に天使、怪獣怪人等々、異界描写が非常に巧みで、純粋にファンタジー読み物として面白い( ´ ▽ ` )ノ
     天国で念願のベアトリーチェとの再会を果たしたダンテくん、これまでの生き方を反省しつつ蘇生、「愛は地球を救う」的大団円(←これまたこの手の安直エンディングの大元祖でもあるな、本作は)( ´ ▽ ` )ノ

     というわけで、「人間死んだらこうなった」という体験談を世に知らしめよと神様に命じられて著されたのがこの「神曲」、という体裁( ´ ▽ ` )ノ
     そのまま新興宗教の教祖様におさまりそうなものだけど、あくまでルポライターとしての立場を崩さなかったダンテはナチュラル・ボーン・作家( ´ ▽ ` )ノ

    「地獄八景亡者戯」やら「映画 地獄(79。♪心だけ愛して あなたにそれができますか?)(調べたら60年版も99年版もあるんだ、「地獄」映画。だいたい20年周期で作られてるんだな)」やら「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる」やら「インフェルノ SF地獄篇」やら「地獄の黙示録」やら「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」やら、古今東西基本的に人間っておどろおどろの地獄めぐりが大好きなんだろうな、怖いもの見たさで( ´ ▽ ` )ノ

     マンガとしての本書はざっとあらすじを追っただけの内容で全体に至極薄いなあという印象(>_<)
     絵柄もかなり残念系だし(>_<)
     5冊連続でこの「まん読」シリーズを読んできたけど、絵的には本書がいちばん低レベル(「ガリア戦記」の人はほんと上手だったんだけどなあ……)(>_<)

     しかし、地獄門に掲げられた一文「この門をすぎるものは一切の希望を捨てよ」を「ここ過ぎて悲しみの市(「道化の華」冒頭に引用されている)」と訳した人はやっぱすごい感性の持ち主だな(この訳文を太宰はんがどっから引っ張ってきたのかはよく分かってないらしいけど)(゚д゚)!
    2020/11/30
    #1501

  • Amazonで11円にて購入。
    原典は既に読んだことがあったが、肝心の地獄煉獄にいる歴史上の人物のところが端折られてて残念。長いけど原典をおすすめする。

  • ダンテの描いた世界の気迫、神=愛=万物の原動力というメッセージは十二分に伝わってくる本。
    地獄の描写など、一部原著とニュアンスの違うところもある。

  • 10円セールにて。
    ダンテの長編叙事詩「神曲」とはだいたいこんな感じ…と知るには良い漫画なのかも。仕方ないけど、かなり簡易な感じ。

  • う~ん

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1265年、フィレンツェ生まれ。西洋文学最大の詩人。政治活動に深くかかわり、1302年、政変に巻き込まれ祖国より永久追放され、以後、放浪の生活を送る。その間に、不滅の大古典『神曲』を完成。1321年没。著書に、『新生』『俗語論』『饗宴』 『帝政論』他。

「2018年 『神曲 地獄篇 第1歌~第17歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ダンテの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
クラウゼヴィッツ
マルクス+エンゲ...
Team バンミ...
ジョージ・オーウ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×