神曲 ─まんがで読破─ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 物語の概略を把握するならば最適な選択ではないでしょうか。

    私は原作を読んで途中挫折していたのですが、こちらの作品でやっと読破することができました。

    歴史の教科書に載る程の大作ですが、非常な長編で難解な作品です。ここで粗筋だけでも目を通しておけば、後々文学的な理解が深まるようなことがあるかもしれません。

  • ベアトリーチェの名前と、地獄めぐりをするってぼんやりした内容だけは知ってたけど、読んだことがなかった名作をざっと把握できてよかった。神も愛も原動力なのね(雑な理解)。

  •  11円セールにて購入( ´ ▽ ` )ノ

     昨日読んだ同シリーズ「君主論」に引き続き、またしても舞台はフィレンツェからスタート( ´ ▽ ` )ノ
     なんだか馴れ初めがよくわからないまま超美人ベアトリーチェに横恋慕し(?)、あげく彼女の急死に耐えきれず悶絶死したダンテ青年(少年? 絵が下手だから年齢がよくわからない)、大昔の大詩人ウェリギリウスさんの案内で臨死体験地獄ツアーへGO!( ´ ▽ ` )ノ
     行く先々で(まだ完全に死んでない人間だから)待ったがかかるけど、「天の意志」の一言でオールパス( ´ ▽ ` )ノ
     昨今流行りの転生ものの元祖だけど「転生してもダンテはダンテのままだった件」ってとこで、主人公は自分では全く何もしないままただあっちこっち連れ回されるだけ(>_<)
     まあ、煉獄(杏寿郎さん……)・地獄・悪魔に天使、怪獣怪人等々、異界描写が非常に巧みで、純粋にファンタジー読み物として面白い( ´ ▽ ` )ノ
     天国で念願のベアトリーチェとの再会を果たしたダンテくん、これまでの生き方を反省しつつ蘇生、「愛は地球を救う」的大団円(←これまたこの手の安直エンディングの大元祖でもあるな、本作は)( ´ ▽ ` )ノ

     というわけで、「人間死んだらこうなった」という体験談を世に知らしめよと神様に命じられて著されたのがこの「神曲」、という体裁( ´ ▽ ` )ノ
     そのまま新興宗教の教祖様におさまりそうなものだけど、あくまでルポライターとしての立場を崩さなかったダンテはナチュラル・ボーン・作家( ´ ▽ ` )ノ

    「地獄八景亡者戯」やら「映画 地獄(79。♪心だけ愛して あなたにそれができますか?)(調べたら60年版も99年版もあるんだ、「地獄」映画。だいたい20年周期で作られてるんだな)」やら「丹波哲郎の大霊界 死んだらどうなる」やら「インフェルノ SF地獄篇」やら「地獄の黙示録」やら「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」やら、古今東西基本的に人間っておどろおどろの地獄めぐりが大好きなんだろうな、怖いもの見たさで( ´ ▽ ` )ノ

     マンガとしての本書はざっとあらすじを追っただけの内容で全体に至極薄いなあという印象(>_<)
     絵柄もかなり残念系だし(>_<)
     5冊連続でこの「まん読」シリーズを読んできたけど、絵的には本書がいちばん低レベル(「ガリア戦記」の人はほんと上手だったんだけどなあ……)(>_<)

     しかし、地獄門に掲げられた一文「この門をすぎるものは一切の希望を捨てよ」を「ここ過ぎて悲しみの市(「道化の華」冒頭に引用されている)」と訳した人はやっぱすごい感性の持ち主だな(この訳文を太宰はんがどっから引っ張ってきたのかはよく分かってないらしいけど)(゚д゚)!
    2020/11/30
    #1501

  • 概要は把握できる。
    興味を持ったら文庫を読めばいい

著者プロフィール

1265年、フィレンツェ生まれ。西洋文学最大の詩人。政治活動に深くかかわり、1302年、政変に巻き込まれ祖国より永久追放され、以後、放浪の生活を送る。その間に、不滅の大古典『神曲』を完成。1321年没。著書に、『新生』『俗語論』『饗宴』 『帝政論』他。

「2018年 『神曲 地獄篇 第1歌~第17歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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