- Amazon.co.jp ・電子書籍 (194ページ)
感想・レビュー・書評
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17世紀のスペインの作品。原作もコミカルな小説なため、マンガもギャグテイスト強め。原作は10年またぎで前後編に分かれておりボリューミーだが、かなり端折ってまとめられている。おおまかな雰囲気とあらすじは分かったので良しとする。ロシナンテ、サンチョといったよく聞く人名はここから取られているのか。
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<目次>
夢追い人
遍歴の騎士誕生
騎士道物語の迷惑
冒険への旅立ち
騎士の宿敵現る
それゆけドン・キホーテ
宿敵との決戦
夢の果てに -
正編・続編をうまくまとめていて、ストーリー的には悪くなかった。ただ、ドン・キホーテの面白さはわりと細かな描写にあるので、短くしてしまうとあまり伝わらない。
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ドン・キホーテは自分探しの旅だった。
住み慣れた家で不自由はないが、退屈な日々。歴史に名を残すこともなく老いていく自分。その自分に耐え切れずに、夢を追って旅に出る。
周囲は狂人かと疑うが、主人公は最初から正気である。
狂人のキャラクターにでもならなければ、旅に出られないことに自覚的であったから、それを演じたのだ。
自分探しの旅だが、若者ではなく老人の話である点が興味深い。高齢社会の今、ドン・キホーテの小説は教訓的な話かもしれない。
人は何歳になっても本当の自分を求める。承認欲求や自己実現欲求は年齢に関係なく、誰しもが持つ欲求だ。
しかし、老いてなおそれを満たすために行動を起こす人は少ない。
ゆえに、本書は面白い。
自分探しの話のオチは決まっている。「本当の自分は近くにある」である。
しかし、近くにある価値を自覚するために、一周回らなければならないことは多々ある。
ゆえに、小説なのだ。
一周回って本来的な価値に気づくストーリーを疑似体験することで、回らずにその価値に気づくことができる。
ゆえに、ドン・キホーテは読み継がれている。
小説も読もう。 -
原作は読んだ記憶ないけど、こんな短編だったんだ
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有名作なので100円セール時に購入。
風車へ突撃した後の話は知らなかったのでスッキリ。 -
これマンガにするの難しかっただろうなー
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よくわかりませんでした。。
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これは時間があったら原作も読んでみたいかも。
設定が面白かった。 -
ドン・キホーテに興味はあったものの、原作は長編なので躊躇していたのですが、
文字通り漫画で読破できました。絵もキレイで読みやすく、一日で読み切れました。
ストーリーは十分理解することができます。