ドン・キホーテ ─まんがで読破─ [Kindle]

  • イースト・プレス
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感想・レビュー・書評

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  • 17世紀のスペインの作品。原作もコミカルな小説なため、マンガもギャグテイスト強め。原作は10年またぎで前後編に分かれておりボリューミーだが、かなり端折ってまとめられている。おおまかな雰囲気とあらすじは分かったので良しとする。ロシナンテ、サンチョといったよく聞く人名はここから取られているのか。

  • <目次>
    夢追い人
    遍歴の騎士誕生
    騎士道物語の迷惑
    冒険への旅立ち
    騎士の宿敵現る
    それゆけドン・キホーテ
    宿敵との決戦
    夢の果てに

  • 正編・続編をうまくまとめていて、ストーリー的には悪くなかった。ただ、ドン・キホーテの面白さはわりと細かな描写にあるので、短くしてしまうとあまり伝わらない。

  • ドン・キホーテは自分探しの旅だった。
    住み慣れた家で不自由はないが、退屈な日々。歴史に名を残すこともなく老いていく自分。その自分に耐え切れずに、夢を追って旅に出る。
    周囲は狂人かと疑うが、主人公は最初から正気である。
    狂人のキャラクターにでもならなければ、旅に出られないことに自覚的であったから、それを演じたのだ。

    自分探しの旅だが、若者ではなく老人の話である点が興味深い。高齢社会の今、ドン・キホーテの小説は教訓的な話かもしれない。
    人は何歳になっても本当の自分を求める。承認欲求や自己実現欲求は年齢に関係なく、誰しもが持つ欲求だ。
    しかし、老いてなおそれを満たすために行動を起こす人は少ない。
    ゆえに、本書は面白い。

    自分探しの話のオチは決まっている。「本当の自分は近くにある」である。
    しかし、近くにある価値を自覚するために、一周回らなければならないことは多々ある。
    ゆえに、小説なのだ。
    一周回って本来的な価値に気づくストーリーを疑似体験することで、回らずにその価値に気づくことができる。
    ゆえに、ドン・キホーテは読み継がれている。
    小説も読もう。

  • 原作は読んだ記憶ないけど、こんな短編だったんだ

  • 有名作なので100円セール時に購入。
    風車へ突撃した後の話は知らなかったのでスッキリ。

  • これマンガにするの難しかっただろうなー

  • よくわかりませんでした。。

  • これは時間があったら原作も読んでみたいかも。
    設定が面白かった。

  • ドン・キホーテに興味はあったものの、原作は長編なので躊躇していたのですが、
    文字通り漫画で読破できました。絵もキレイで読みやすく、一日で読み切れました。
    ストーリーは十分理解することができます。

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著者プロフィール

Miguel de Cervantes Saavedra(1547 – 1616)

「2012年 『新訳 ドン・キホーテ【後編】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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