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感想・レビュー・書評
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神経症疾患は「見えない外傷」である。
身体は、どこも異常ないのに不調であるのは、空想や妄想をしているからだと非難され、当時の患者は相当、辛かっただろう。
精神科医のフロイトは親身になって治療をし、分析結果を発表するも理解を得られず、批判の声が消えることはなく孤独に苦しんでいた。
自分の精神分析を伝承してくれるはずのユングは、意外にも期待に添うことはなく独自の道を歩む。
フロイトは、人間とは必ずしも人道的であるものなのか?と患者の気持ちに正面から立ち向かい、救い出そうとする執念は賞讃すべき功績だ。
『人間は自身でも承認できない感情を招いたとき、その感情をなかったものにしようと「抑圧」する。そうして、自身の精神を傷つけるものに立ち向かうより病気として考えることを選ぶのだ。』
現代人のストレスを意味するものだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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これで分かったとは言えないけど、フロイトの半生についてわかりやすくまとまっている。
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