竜の学校は山の上 [Kindle]

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 13
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感想・レビュー・書評

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  • 再読。他の作品は購入済みだがこれだけは購入していなかったのとセールだったのでこれを機に購入。この人の視点の深さには舌を巻きますねぇ。やはり。
    描かれる世界はファンタジーの世界から飛び出してきたものたちなのに物語はサイエンティストの思考回路のそれで、それが反発をせずに見事に融和していること。
    誰が馬人と猿人の労働問題について考えるだろう。誰が竜を産業、畜産と考察し、その衰退化する現状からの利用価値を模索する酔狂な人達を描くだろう。
    相容れない存在たちが融け合った「もしも?」の現実世界。漫画の自由さ、大らかさを感じる作品であり、幕引きの哀感誘う締めもまた何とも言えない味わい。

  •  2016-10-09

  • -

  • 結構竜の話に出てくる部長さんの考え方が好き。

  • 九井諒子さんを知るきっかけとなった短編集。ファンタジー好きな人は、是非!!

  • 好きなので電子版も購入。
    絵がしっかりしているので見やすい。
    竜学部いいなー。

  • ダンジョン飯が面白かったので衝動買い。面白い!

    設定はファンタジー世界なのに、視点が「日常」。このシチュエーションでこんなに淡々と日常を描けるものなのか!?と、もう、読みながら淡々とわなわなしてしまう。

    大笑いするのでもなく、ハラハラするのでもなく、じわ〜っと来る面白さ。

    ハマる〜。

  • 表紙からギャグっぽいのかと思ってたら、意外と抉ってくる?本。

  • 『ダンジョン飯』が面白く、これがセールで安かったので購入。

    実に面白い。いわゆるドラクエ的な世界を別の面からも捉えて皆が多少なりとも疑問に思っていたことを描いている。

    彼女のスゴイと思うところは、異質な状況、シチュエーションを使って日常を描くことが出来るところ。本作には9話収録されているのだが、6〜8話目が日常を描いた作品になっている。これが非常によく出来ている。異世界の日常生活が見事に描かれている。

    1〜3話目はよくあるネタと言えば、よくあるネタなので、面白くないわけではないのだが、それほどでもないかな。4、5話目も普通。

    やはり6話目以降が本作は面白い。とりわけ、9話目はウィットに富んでいる。クズの中のクズ、言われてみたいwww

    そして、あとがきマンガは正直意味不明だが、面白い。シュールな感じが良い。結局、カネのことを揶揄したいというか、カネに対する意識を下げよう、という意図があっての作品なのかな、とも思うが。「あれ食うならそれで他に良いもん買うよって感じなんだよねー」が面白い。あと「死んだ生き物おいしい?」と。

  • 知性を持った生き物が複数共存することなんてできるんだろうか.かなり文明が発達したあとじゃないと無理な気がする.
    嫁探しの話が一番好き.いや,天使の話も.うーん.全部好きかもしれない.

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著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

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