戦争論 ─まんがで読破─ [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 戦争を単なる国と国のケンカだと決めてかかり、強いものが勝つと単純に考えられた1800年代。ヨーロッパのプロイセン王国の軍人クラウゼヴィッツは「戦争とは何か?」を問う。クラウゼヴィッツが目を向けたのは、軍人ならではの戦争の勝ち方はもちろん、戦争発生のメカニズムや戦争パターンの分析などにも及ぶ。

    そんな彼が戦争の根源に興味を持ったきっかけは、ナポレオン率いるフランス軍にプロイセン軍は圧倒されたこと。捕虜となった彼はナポレオン軍に恐怖し、対抗策を練ると同時に、その強さに惹かれたのだろう。もちろん立場上、その強さを称賛するわけにもいかず、グローバルな視点で「戦争」を論じることにした。という気がする。

    そんな敗者の立場から勝者にあこがれるクラウゼヴィッツの複雑な心情が、マンガだからこそ伝わってくる。

    ところで、核兵器が発明されてしまった現代において、クラウゼヴィッツの戦争論は通用しなくなったのか。本書はそんなところまで踏み込んでいる。

  • クラウゼヴィッツの戦争論。
    原作はは難しい、との評判が高いため、マンガでざっと読了。

    さすがに表面的にしかわからないから、いつか原作に当たらないとだめだな。

    とはいえ、戦争をいくつかの要素にわけて考えているところは参考になる。

    ビジネスに応用できる、と言われるのはその部分だな。

  • 最後の部分は、誰の考えなのだ?

  • 戦争について語った書籍。
    改めて戦争とはなにか?を考えるには良書。

  • セール購入(ポイント還元)にて。
    とてもわかりやすい。戦争についてより考え、原著を手に取るキッカケとなるのかも。
    ただ、漫画と言っても、ほぼ1人が話したり考えを示したりする形式で、漫画である良さがイマイチ発揮できていないように感じる。原著がそうだとしてももう少し工夫があれば楽しめたかなー。

  • 『戦争論』の存在を知らなかったが、けっこう興味深いことを考えていた人がいたのだな、とまんがで読破版で分かった。

    わたしは戦争が嫌いだ。
    肩に銃弾を受けた跡を持った祖父、工場で働かされていた当時女学生の祖母、兵役をのがれたくて平壌医専で医者となった祖父……わたしのおじいさん、おばあさんたちは幼いわたしに普通に見えた。
    だが、小学校で戦争体験を話すボランティアを引き受けてくれていた祖母は、事あるごとに戦争の嫌な思い出を語ってくれた。いいことはなかったという。祖母はいつも優しかった。認知症になってからも、笑顔で語りかけてくれた。わたしのことを忘れはしなかった。いまはもういないけれど。

    そんなわけで、わたしは戦争がきらいだ。
    大好きだった人達を苦しめたのだから。

    でも、戦争について避けられない事態が近づいている。戦争時、安全な土地で弁舌を振るっていた岸信介を祖父に慕う、安部現総理が原因である。
    わたしはあまり好ましく思えない。

    戦争をしないために、戦争について向き合うことは必要だ。戦争をするために考えるのではない。避けるために考えるのだ。

    この漫画は、クラウゼヴィッツの思いを上手く伝えてくれていると感じた。

  • 名前だけは聞いたことがある名著。漫画であったので、ついポチリと。こんなに気軽に読んでいいのかなあと思いつつ。『戦争論」の著者は、ナポレオンがヨーロッパを席巻した同時代人である、プロイセンの軍人クラウゼヴィッツ。一度はナポレオンの捕虜になったりもしたが、その時になぜプロイセンがナポレオンに負けたのかと考察してこの書の構想に至った(という理解で正しいのかな?)。

    ナポレオンがどのような戦争をしたのかということを知らない身にとって、本書は有難いことこの上ないわかりやすさで、『戦争論」を知ることができたのかと思うと大変満足。

    戦争は政治的目的を達成するための手段である、政治が軍事に反映されるべきものである(逆であってはならない)、軍事介入の国民の支持が必要である、というところが肝かな。

    漫画なのでクラウゼヴィッツ自身が登場して、特に現代のテロによる戦争を語る部分は余計な気もするが、クラウゼヴィッツの論に則しての現代戦争の理解を助けてくれる。

    戦争は否定するだけでは無くならない、そしてきっと無くならないので、どのような姿勢で戦争を考えるのが望ましいのかを考えさせてくれるきっかけにはとても良いだろう良書。

  • 戦争関連の物語を考える時に参考になりそう。ナポレオン時代のヨーロッパ史の勉強にもなる。

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著者プロフィール

クラウゼヴィッツ(1780〜1831)はプロイセンの将校で軍事理論家。ナポレオン戦争に従軍し、その体験から戦争・戦術を理論的に分析、政治の一側面として捉え、位置づけた。現在の政治学や安全保障の面でも高い評価を受けている。

「2009年 『国家を憂う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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