人間仮免中 [Kindle]

著者 :
  • イースト・プレス
3.79
  • (4)
  • (8)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 90
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (339ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 普段こういう本は読まないのだが、
    多くの本をAmazonで買っていると、
    本でさえもフィルターバブルに視界を狭められてしまうので、
    あえて、「いやこれは読まんな」という本を
    買ってみた。

    衝撃だった。

    これも過激だが現実の人間の人生の1つなのだということを
    知っただけで、狭まる自分の世界に
    1つ風穴を開けられたかな、という気がする。

  • 感動した。
    医療の世界では患者さん、と呼ぶ場面が多いが、患者であることがその人の全てではないのだ。個人として生きている中で、病気がその人生に色を添えることがあるというだけ。
    その色に良いも悪いもない。けれどできる限り、それが生きづらさにつながらないように、誰かが何かをできたら良い。それは別に医療でなくても何でも良いのだろう。

  • 『愛』ってコレか…と実感する。愛されたい。

  • これは。。。なんと言っていいのか。凄すぎる。十代で統合失調症を発症。二十歳で結婚するも、借金返済のため、ハードなAV女優等を経験したのち...病のせいで、自殺未遂、精神病院の入退院を繰り返す、筆者の自伝的コミック。その生き様は、想像以上に凄まじいけど、最悪な事態が起こっても、二十五歳上の彼の愛が、満ち満ちていて。後半は、涙が滲んで仕方ない。すべての人にオススメ!とは言い難い。でも、作者が命を削って世に出したこの作品に、キレイゴトだけじゃない愛を 見た。

  • すごい人生…

  •  生きる という事に上手く適合できない人の一人なのだと思う。
     それは良いとか悪いとかではなく、スキップのリズムが上手くとれるかとれないかのように、上手にできる人からみれば、どうしてできないのか解らないのだけれど、本人からしてみればどうしてそんなに簡単にできるのかが解らないような。
     本人が全力でやろうとしているぶん、転んだ時がとても痛々しい。
     本当は評価は★5なのだけれども、誰にでも気軽にすすめて良い本ではないと思うので、★3に。
     弱ってる時に読むと引っ張られてしまいそうで怖いくらいの本。
     「自分」が揺らいでいる時に読んだらダメな本。

全6件中 1 - 6件を表示

卯月妙子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×