白いへび眠る島 (角川文庫) [Kindle]

著者 :
  • KADOKAWA / 角川書店
3.21
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 55
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (217ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 不安や違和感を主観的に捕らえ、不穏な雰囲気を醸成して恐怖心を煽るやり方はスティーブン・キング譲りか。本家でさえ失敗するとこいつ何でこんなにビクついてやがるんだ?と感情移入の妨げになるだけなのだが本作では成功。きめ細やかでさり気なく触れる感情の機微が絶妙に作用してぞわぞわと読み手の背筋を冷やして行く。
    上手いねぇ。
    横溝正史が描くような極めて日本的な因習と掟が支配する世界観の中、後半はダイナミックに展開。と、いうか唐突にまとめにかかった的な印象。まァ、ハリウッド映画的と言えなくもないけれども。
    "あれ"がいまひとつ上手く使いこなせておらず企画倒れな印象を与えてしまうのは残念。

  • 久しぶりに小説。
    思いがけず、ホラーちっくな雰囲気が漂っていて、おやっとなった。
    外部の人間から隔絶された島、海、神様、古くからのしきたり……と、なんだか湿り気を帯びた作品。
    登場人物は、どこかとぼけた個性派や高校生らしい少年たちなので、読んでいて暗い気分にはならない。

  • 白蛇島は既読のため、再読

  •  最初は閉鎖された島に馴染めない男子の話かと思いましたが、もっと土着的というか、ホラーのような、ファンタジーのような、それでいて友情、地域愛、家族の確執など、盛り沢山な話です。
     それにしても、美しい文章に身を委ねるのは気持ちのいいものですね

  • 面白かったことは面白かったのだが、読み始めて半分くらい経っても、これといって特に何も起こっておらず、たまたま友人に「何の本を読んでるの?どういう話?」と聞かれたのだが、どういう話なのか、明確に説明することができなかった(^^;。「多分、伝奇ものかな~」という感じ?
    「持念兄弟」という設定は、三浦しおんならではだな~、と思った。いや、褒めているんですが。

  • 高校最後の夏、悟史が久しぶりに帰省したのは、今も因習が残る拝島だった。
    13年ぶりの大祭をひかえ高揚する空気の中、悟史は大人たちの噂を耳にする。言うのもはばかられる怪物「あれ」が出た、と。不思議な胸のざわめきを覚えながら、悟史は「持念兄弟」とよばれる幼なじみの光市とともに「あれ」の正体を探り始める。18歳の夏休み、少年が知るのは本当の自由の意味か-。文庫用書き下ろし掌編、掲載。

  • 例によって男の腐れ縁物語。三浦さんは、こう言った男の友情に憧れているのでしょうか?
    可も無く不可も無く、通勤時間の削減にご協力頂きました。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

白いへび眠る島 (角川文庫)のその他の作品

白いへび眠る島 文庫 白いへび眠る島 三浦しをん

三浦しをんの作品

外部サイトの商品情報・レビュー

ツイートする