赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―(新潮文庫) [Kindle]

著者 :
制作 : 村岡花子 
  • 新潮社
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  • ・人物の描き方がうまいなー。それぞれの人物がそれぞれの持ち味でそれぞれの人生を生きているのが、そのまま物語になっている。作者が自分を投影しているのは、やっぱりアンなんだろうか(別に「投影」してなくてもいいけど、誰っぽい人物なんだろうか)。
    ・アンは孤児で、幼いころから苦労をしてきたという背景があるけれど、想像力豊かで、独創的で、芸術的センスや文学的才能にあふれ、激情的。なんだけど、かと思えばピンチに際しては実は冷静だったりする(「たゆとう小舟の白ゆり姫」で、船が沈みかけた時の対処の様子など)。また、「悲劇的な」ことがあってさんざん泣きはらした後は意外とけろっとしてしまうところなんかも、うまいなーと思う。
    ・そんなアンと、いっしょに空想ごっこや名づけごっこや物語作りをしたりして遊んでいるダイアナ。この子はまたまっすぐで、アンほどロマンチックでも「特別」でもないけれど、アンを尊敬し、でも卑屈にもならず、いいなあ。アンがおおげさに、「汝への永久の愛を~」とか言うのに対して、「あたしだって、あんたを愛してるわ」とシンプルに迷いなく言い切るところなんか。
    ・マシュウにマリラにリンドさんに、ミス・ステイシーやミス・バーリーといった、アンを取り巻く大人たちもそれぞれ素敵。特にマリラの変化は泣ける・・・!
    ・アンが大きくなってしまうことに対して、喜ばしいんだけど、寂しく思ってしまうマリラの気持ちが、痛いほど伝わってきて共感する。
    ・つづきもいつか絶対読もう。

  • 何度目の読破か…?
    50代になってまた読む日が来るとは、思っていなかった。でも、相変わらずマシュウの死は悲しくて涙が出るし、ギルバートとのけんかシーンはドキドキするし、成績がどんどん上がってだんだん美しくて優秀で優しいアンになっていくのが面白かった。大好きな本の一つ。
    仕事の都合で、朝の連ドラを見たことはないけど、今回村岡花子の生涯がドラマで放送されて、世の中に赤毛のアンブームが来ようとも、私は10代からずっとアンが好きでした。

    見てくれの悪さはとてもつらいもの。でも、人間見た目ではない。それだけで人を見る人には広がりがない。
    しなければいけないことはきちんとする。
    家族は一番大切なもの。
    好きなことを好きって口に出すことが周りの人にとっても気持ちがいい。
    などなど・・・
    私の感情のベースって結構アンからもらってるかもしれないなあ…とこの年になって改めて気づいたこともあり、久々に楽しかった。
    巻末のシリーズ紹介のページから早速「アンの青春」をワンクリックしてしまいました。
    また当分楽しめます。

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