アンの夢の家―赤毛のアン・シリーズ6―(新潮文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 2023.05.18.
    ちょっと間が空いたがついに「夢の家」を読んだ。

    此処まで長かったね。
    ギルバートとの因縁は第1巻からだったし。
    「愛情」では直前まで別の男と婚約状態になるとか
    非常にハラハラさせる展開だったし。
    愛情のラストで奇跡が起きるけどその後もアン/ギルバート
    の仕事もあって3年婚約から待つこととなって。
    ようやく結婚式からの、「夢の家」。

    今回も面白かった。
    幸せの絶頂のアンと、反比例するような人生のレスリーとの話。
    レイチェルリンド夫人と見間違うようなコーネリア。
    陽気で皆の中心的な話好きなジム船長。

    レスリーの話は途中オーエンが出てきた所から、ディックの
    イボ?の件でグイン・サーガではないがそういう感じに退場
    させられると思ったら... この辺の展開は見事でしたね。

    レスリーが更に悲劇的な人生になるのではないかというそれでも
    ギルバートの申告を受けるという展開はまさにドキドキものでした。

    またその少し前にはアンが人生において最も悲しむシーンも有り
    これはどうなるんだと。

    オーエンとジム船長との話、最後間に合って本当に良かった。

    自分的にはこのあとイングルサイドに移ることは知っては居たが
    どうやってこのアンがとってもお気に入りの「夢の家」から
    出ることになるのか、というのも最終40章でなるほどと。

    30年ぶりぐらい?に読むので全く忘れている。
    そしていろんな悲喜劇が折り重なって紡がれたこの「夢の家」。
    本当に面白かったです。

    4-5日で読むつもりが、3日で読んでしまいました。

    次のイングルサイド(炉辺荘)のアン...。
    過去、夢の家までは読んだ。ただしイングルサイドになると
    当時の自分は序盤からそれまでと変わった子供視線の語り方に
    それが受け入れられず、また40代のアンを想像できず、結局ここで
    読むのを辞めてしまった。

    そのリベンジも兼ねて。
    ついに自分にとって因縁の話を読むことになります。
    今度こそは、読み進めて新たな先の世界を読みます。

  • いろんな出会いと別れがあって面白かった

  • ギルバートがそばにいて当たり前になってる…なんだかちょっと損した気分。けんかしたり、すねたりがもうちょっとあっても…と思いつつ、それはそれで面倒かとも思ったりしました。
    どちらにしても、アンの周りにはいつも素敵な人たちが集まってきて、ずっとアンを支えてくれる人もいて、うらやましい限りです。
    シリーズ7読み始めました。

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著者プロフィール

1874年カナダ、プリンス・エドワード島生まれ。1908年に最初の長篇小説『赤毛のアン』を出版。世界的ベストセラーとなる。オンタリオ州に移り住み、その地で数々の作品を執筆した。42年トロントにて逝去。

「2012年 『パットの夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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