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感想・レビュー・書評
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バブルがはじける前に購入したニュータウンの分譲マンション。住宅ローン返済のためサラリーマンが汗して働いてやっと手にいれたマンションも20年も経つと老朽化し建替か修繕かで管理組合はもめる。
建て替えるにも多額の金がいる。高層マンションに建て替え、余剰分を分譲することにより現在住んでいる人は追加の負担をしないですむ。しかし、悲しいかなこの物件は駅から遠く売れ残る可能性が高くてその手法は使えない。
今の日本にはそんなマンションばかりじゃないだろうか?高齢化が進み各居住者の思いもバラバラ。まとまった意見など出るはずもない。マンションなんて所有するものじゃないと改めて思う。
不動産を多数所有しその賃貸料収入で生活している金持ちにも悩みがある。
人間はどうして他人の生き方にあこがれてしまうのか?現実を直視してはじめてそれが幻想であったと知ることになる。
やっぱり、他人の動向に左右されず、自分は自分でしっかり先を見定め、問題は自分で解決していかなければいけない、という物語。
うーん、身につまされる。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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