痴人の愛 [Kindle]

著者 : 谷崎潤一郎
  • 新潮社 (1947年11月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (208ページ)

痴人の愛の感想・レビュー・書評

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  • 自分だけの最高の女を作ることを目的にナオミを貰い受けた主人公。しかしナオミは自分が思っていたほど聡明ではなく、自分が思っていたような女にもならないことがわかってくる。にもかかわらず、女としての魅力、すなわちその体の美しさや艶やかさに抗えない自分がいる。

    自分の知らないところで、直美が様々な男と関係を持っていることがわかってきたときのシーンは、推理小説のようなドキドキ感がある。一旦はナオミを見限って追い出したのち、しばらくしてから毎日のように顔見せるナオミの黒い美しさにハマっていく様子もゾクゾクする。

    ナオミは勝負のようでありながら勝負とは違う。直美は自分の体の持つ価値がわかっているのだ。だから誰とでも関係を結ぶけれども、安売りはしない。じらす。そうすると、じらされた男は、ナオミが欲しくてたまらなくなる。

    結局、主人公を狂わせ、服従させるに至る。主人公は、狂ってしまうほどに苦しかった。直美と一緒にいると、自分が金銭的にも破滅に向かっていく事は分かっていた。それでも直美の美しい体の放つ魅力にはあらがうことができない。そして、破滅に向かっていくと知りながら、そうした直美に服従して生きていくことに幸せを感じているのだ。谷崎はん主人公の生き方を肯定的に書いている。

  • 某書店にて古本を買い再読、電子書籍ではないが表紙が同じなので、こちらでレビューを書くとこにする。当時はもの凄く怪しげで淫びな小説を読んでいるきになっていたが、読み直してみるとさほどの内容ではない、ごく普通の恋愛小説であった。

  • 真面目な主人公の嫉妬の感情が辛い。

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