二人比丘尼色懺悔 (名著複刻全集・近代文学館)

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  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)

感想・レビュー・書評

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  • この作品は尾崎紅葉が世間一般に認められるきっかけとなった作品で、明治22年に初版発行されております。
    代表作は『金色夜叉』で有名な作家です。
    比丘尼とは、出家して僧になった女子、つまり尼僧のことです。
    時代設定は、江戸時代と思われますが、作品の題である様な色物語を連想しますが、決してそのような淫靡な世界を描いたものではありません。
    どちらかというと、人情物といった方が近いかもしれませんね。
    本書は、旧字旧かな使いで描かれていまして、若干読み辛いかったのですが、読み進めるほどに慣れスラスラと流れる様な一定のリズム感があり、勿論文章の秀逸さについては言うまでもなく、音で楽しむ事が出来ると思いました。
    因みに、四章で構成され以下の通りです。
        奇遇の巻
        戦場の巻
        怨言の巻
        自害の巻

  • 諧謔悪口を弄する人が骨折り著した悲哀小説、ということです。
    しかし、「一字一涙」の御意向には沿えませんでした。
    綺麗なお話だとは思います。

    語って気づいた二人の尼御前、
    姉よ妹よが、恋敵だったとは。
    さぞ居た堪らないでしょうね。

    著者曰く「一風異樣の文體」は、
    個人的にとても読み易くて好きです。

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