世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 (講談社+α文庫) [Kindle]

制作 : 橘玲  海外投資を楽しむ会 
  • 講談社
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感想・レビュー・書評

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  • 講談社の本は内容が薄いことがほとんどだが、本書に限っては充実していた。

    公立学校だと子供が不良化するというのは、かなりぶっとんだ内容だと思ったが、これが事実だとすると、怖ろしい時代だ。

    自立した自由な人生に向けて、「永遠の旅行者」を検討するあたり、どこまで本気で書かれているのかわからないが、全体を通して鋭い指摘や洞察もあり、読み物としても面白い。

  • 橘玲さんの著書。
    この本を一文で説明すると
    「人生設計における子供と持ち家の考え方を教えてくれる本」
    になります。

    前半部分では持ち家と賃貸はどちらが得かを金銭面から説明してくれています。特に面白いのが不動産の値段の決め方を本当に簡単に説明してくれているところです。この部分を読めば、持ち家を買おうとしているときにぼったくられているかを簡単に判断することができるようになります。数多くの本で書かれていますが、人生設計において重要なのは、でかい出費がある部分でぼったくられないようにすることです。100点をとる必要はなく、赤点を取らないようにするだけで十分なのです。
    続いて中盤は保険についての損得を判断する方法を説明してくれています。端的に言えば、無駄な保険に入るなということなのですが、そもそも無駄なほけんとは?っという疑問への回答がわかります。
    後半部分では子供にかかる教育費についてとなぜ子供を塾や私立学校に入れなければならないのかが書かれています。

    私が本書で一番面白かったのが教育費に関する部分で、ここまで現実に即した教育費の考え方を書かれた本は珍しいと思います。子供に教育費をかけないとはどういうリスクを背負うことになるのか、私は考える機会がありませんでしたが、「なるほど、だから生活が苦しい家庭でも私立に入れたがるのか」と納得してしましました。
    他の本では見られない面白い内容でした。

    これから持ち家の購入や子供を考えている方はぜひ一度読んでみてください。読むと読まないとでは将来の様子が大きく変わる一冊です。

    本書のキーフレーズ
    ただ一度の人生と作り上げるのに必要なのは、世界にたった1枚しかない自分だけの設計図を描く知識と技術だ。

  • 復習。
    家は買うな、保険は入るな。
    なぜ、東京の先輩が子供の幼稚園で私立にいれたかがわかった。
    随分地方とは状況が違うんだな。

  • タイトルからは想像もつかない、現在の日本国家の状況、資産運用や教育・保険に関する不都合な真実をデータとともにこれでもかと紹介している。不動産、保険、教育そして国内非居住者としての生き方4つをメインに深堀りしているので、どれかに興味がある人にとってもとても勉強になる。

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著者プロフィール

2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。著書に『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)、『日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル』『橘玲の中国私論』(以上ダイヤモンド社)『「言ってはいけない? --残酷すぎる真実』(新潮新書)などがある。メルマガ『世の中の仕組みと人生のデザイン』配信など精力的に活動の場を広げている。

「2023年 『シンプルで合理的な人生設計』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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