グアテマラの弟 [Kindle]

著者 :
  • 幻冬舎
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (11ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 前々から評判いいのはすごくきいていたのだけれど、ついこのあいだ高野秀行さんがツイッターでほめていたので、これを機会にと読んでみたらば、ものすごくよかった。これは評判になるのもわかるー。ものすごく文章うまいのでは。女優さんなのに。
    日本を出奔していつのまにか南米はグアテマラに住んで現地の女性と結婚していた実の弟さんを訪ねての滞在記。いやわたしは最初、エッセイ集で、グアテマラの話はなかの一編とかなのかと思っていたら、全部グアテマラ滞在記で、まるで小説のように読みごたえがあった。
    グアテマラの人々の暮らしぶりを描きつつ、自分の家族のことも描いていて、でもなんというか自分語りとか思い出話ではなくて、ちゃんと旅行エッセイで。ユーモアもありつつ、大げさに笑わせるとかではなくて、ひょうひょうとしている感じで。

    「マトカ」も読んでみる!

  • 出張兼休暇の機内でkindleに入れた別の本を読み始めたのだけれど、どうしても頭に入ってこないので切り替えて片桐はいりのエッセイを。
    この人の文才については、前作『わたしのマトカ』で認識済み。本書も大いに期待して読み始めたところ、その期待にたがわず、これまた愉快に笑わせてもらった。今回の舞台は、実弟が移り住んだグアテマラ。そこで出会った実弟の家族とのやり取りや、グアテマラ人とのやり取りがいちいち楽しい。言葉が通じない人たちと立派にコミュニケーションが取れてしまうところなどは、まさに著者の真骨頂。
    前作『わたしの…』で著者の旺盛な好奇心と果敢な行動力に感嘆したが、本書ではそれに加えて著者の人間観察の眼の鋭さ・正確さが印象的だ。これなくしては、あれほどのコミュニケーションは取れないと思う。
    片桐はいりの著作はもう一冊あるので、これもkindleに入れていつでも読めるようにしておこう。

  • グアテマラの雰囲気が、日本人目線で、とてもわかりやすく表現してあり、ぜひ行ってみたいという気持ちにさせられた。
    作中にある、"人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけは甘くするのよ"という言葉がとてもよかった。

  • ほっこりしたりくすっと笑ったりじんときたりしながらあっという間に読み終えた。
    読んで良かった。

  • 片桐はいりさんの本を読むのは、『私のマトカ』に続き、2冊目。

    長年疎遠だったという弟が住んでいるグアテマラでの日々のエッセイ。弟夫婦、グアテマラの独特な文化や人々の喜怒哀楽を巧みな文章で綴っている。

    まず、率直な感想は、文章が上手い。とにかく読ませる。そして、細かい部分を適度に書き、あるいは省き、ひとつひとつがまとまった話になっている。

    メモ・日記を取っていたのかな、というくらい、ありありと、弟が住むグアテマラでの日所を活き活きと描いている。

    南米特有の(日本人が抱く固定観念か)のんびりとした陽気な雰囲気そのままである。

    ちょっとしたトラブル(?)も、動揺しながらも上手く収まる。
    (その様子がありありと浮かんで面白かった)


    ほぼ一晩につき一つ分のエッセイを読んで寝るという読書をした。なので、就寝前の一時、自分があたかもグアテマラにいるかのような気持ちになる。そして、旅に欠かせないその土地の料理。これがまた上手そうなのである。


    最後に。
    Kindle本では、「あとがき」がなかったです。もともとないのかもしれません。
    しかし、紙の文庫本では普通あるので(慣習のようなもの)、あるなら読みたかった。
    本屋さんで確認しないと。

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