いま東京と東京論を問い直す ―首都機能から考える21世紀日本― PLANETS SELECTION for Kindle [Kindle]

  • 第二次惑星開発委員会/PLANETS
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感想・レビュー・書評

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  • 議論としては面白かったし、方向性としては間違っていないと思う。

    が、さすがに極論すぎるというか、東京における都市の地理性が死んだかと言えば、そんなはずはなく。ヒカリエが渋谷に出来たことに、スカイツリーが墨田区、あるいは東京東部に出来たということに、それまで連綿と続いてきた地理性や都市文化との連続性は見出すことはできるはず。そのことは本文中でも、ヒカリエの客層に触れる形で示唆されていると思うのだが。

    しかしコミュニティやカルチャーを生み出す場がリアルからネットへと移りつつあるというのは同意。しかしそれは東京という土地の問題ではなく、リアルとネットの間に起こりうる汎用的な現象でしかない。地方の「イオンモール化」が進む中で、むしろ東京は「リアル」な地理性に意味を残し続けている場所なんじゃないのか?

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著者プロフィール

明治大学理工学部建築学科

「2021年 『住まいから問うシェアの未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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