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- / ISBN・EAN: 4548967018523
感想・レビュー・書評
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てっきり監督もクリント・イーストウッドかと思ったら、本作では俳優に徹したようだ。イーストウッド演じるメジャーリーグのベテランスカウト ガスはスター選手を数多く輩出してきたが、最近では視力が衰え仕事に支障を来たしている。初めて見る女優のエイミー・アダムス演じるガスの一人娘ミッキーは、弁護士としてバリバリ働くものの老いた父親が心配でならない。80歳を超えたイーストウッドでは父娘というよりは祖父と孫に見えてしまうが、野球を主軸としつつ、親娘の絆を描いている。ジャスティン・ティンバーレイクのような優男とイーストウッドが共演というのが不安だったがなかなかいい仕事をしていた。劇中でミュージシャンと俳優を兼ねる「アイスキューブ」を揶揄していたのはティンバーレイクへのジョークか。憎たらしい奴らがしっかりと叩きのめされ、伏線はあったものの「ピーナツボーイ」を終盤で持ってきたあたりが痛快だ。ニコール・キッドマンのようにキュンと上を向いた高い鼻がキュートなエイミー・アダムスが魅力的。2012年時点で、イーストウッドはまだまだ健在だった。彼の映画をあと何本観れるだろうか。真面目にやってる人間が最後に笑うという素晴らしい映画。それにしても邦題がしっくりこない。
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老境に入ったプロ野球球団のスカウト。視力も落ち、車の運転も心もとない。一人娘は弁護士として事務所のパートナーに昇格できるかどうかの瀬戸際にいる。
そんな娘にスカウト仲間から「様子がおかしい、見に行ってやってくれ」と情報が入る。迷いながらスカウト旅行に同行する娘。
ある有望な高校野球選手をドラフト指名するかどうかを背景に親子の情愛を描く。
クリントイーストウッドが上手い。根っからの映画人、なんですね。
娘は、「仕事仕事で私に手間暇をかけたことはない」というが実は… -
「さて俺はバスで帰るか」