2001年宇宙の旅〔決定版〕 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • モノリスが道具を使う知恵を人類にもたらし、道具は骨からやがて核を乗せた宇宙船へと進化する。
    そして最後に、モノリスに導かれて、船長は木星で超人へ進化を遂げる。
    モノリスを作った誰かは、自分たちの同類・子孫を残したかったのかもしれない。

    コンピュータHALと人間との殺し合いは何を意味していたのかが気になる。
    人類は最初のモノリスで殺意を覚えて、人工知能は2つ目のモノリスに導かれて殺意を覚えた?モノリスを触っていないから違うかな?・・・

    続編の映画では、ボーマン船長に続いてHALも、物理的には消滅するが別の「エネルギー体」に進化するらしい。
    続編は見ていないけれど、モノリスを作った誰かが、子孫・同類を増やすために人類を進化させて、
    次に人類が同じように子孫・同類を増やすためにHALを進化させたのかなと感じる内容。

    いつの時代に見ても新しくて色褪せない映画。

  • 映画はなんとなく見ていたが、小説版をしっかり読んだのは、はじめてだと思う。
    ・モノリスの謎
    ・人工知能ハルとの闘い
    ・スターゲートを抜けて、エネルギー生命体と一体化して生まれ変わる

    最初はフロイドの視点で、つぎは土星探査船のクルー、ボーマンの視点。ハルとの闘いはミステリーのようだが、動機にはちょっと不満。スターゲートをぬけてからは、ちょっと抽象的で、小松左京『果てしなき...』とか、筒井康隆の七瀬の最後にも影響を与えているなと思う。人類進化・情報端末、AIによる殺人、地球外生命の進化論など、いろいろな作品に影響を与えていることがよくわかる。歴史的作品だと思う。

  • (実際に読んだのは文庫版でしたが、検索しても見つからなかったので電子書籍版に感想を書きました。)

    先日部屋を掃除してたら押し入れの奥に挟まってた本書を発見!ちらっと読み始めたら、さすが名著だけあって面白く、一気に読了してしまった。

    しかし本著が1960年代の書物と思うと感慨深いものがある。50年以上も経過してるのにリアルすぎるし、名著というか「天才的書物」と形容できる作品だと思う。

    そして今でも凄いと思うのが小説よりも有名な「映画」、改めて読み返して映画のラストはキューブリック原作で、本書よりも早く出来上がってらしく、ビックリ。クラークもすごいがキューブリックもめちゃくちゃ凄すぎる...。

    映画、重いけど折角小説を読んだのでこのタイミングで観賞しようかなと思ってます。

  • 映画は30年くらい前に一度見たきりだったと思うが、内容はよく覚えていない。途中寝てしまったような気がする。
    改めて小説を読むとしっかり説明があり、全体としてそういう話だったのかがやっとわかった感じ。
    小説としては面白いし、続きが気になる。書かれた時代からすると未来でも2001年は過去になっている。実現できたものもあるし、遥かに実現できていないものもあるのも興味深く読めた。

  • まず映画が好き!!!!!
    そしてその原作なので読まなきゃ〜と読み進めた。
    やっぱ映画原作はいいね〜。いろいろ満たされる。
    描写が深くなって、場面がより具体的に描ける


  •  初版は1968年刊行、それから32年後の近未来を描いたSFです。
    2020年の現代から見れば、宇宙船のコンピュータHAL9000やHMIグラフィックは、なんだかチープに見えます。

    でも誰よりも人間くさい人工知能AIであるHAL9000、彼の出した結論には驚愕させられました。

    乗員が死んで いなくなれば永遠に話さずに済む、ミッションは自分だけで遂行すればいいと考えるのは自然でないのか?

    HAL9000の出した結論が、本当に間違っていると100%言えるのか

    **
    一方、新型コロナウイルスにより、あらゆる経済活動が停止した今年。

     観光客の減ったベネチアには野生のイルカが戻ってきた。工事の停止した北京には青空が広がっている。COPでいくら議論しても、まったく進まなかったエネルギー削減が一気に進んでいる。

    果たして、地球にとって人類こそがウイルスみたいなものではないのか?

    現代の最新型コンピュータである神戸ポートアイランドの「富岳」
    1年前倒しで実戦投入されました。

    新型コロナの感染シミュレーションをしていますが、フィクションのHAL9000と同じ結論を出さないだろうか?

    「行動を制限すれば感染は絶対に避けられる。
     なのに、人類はそれを守らずに感染予防の解析を要求してくる。矛盾している。

     人類がさえいなくなれば永遠に話さずに済む、
     自分(富岳)はコロナウイルスには感染しない。
    ミッションは自分だけ(富岳)で遂行すればいい」と考えるのは自然でないのか?

  • キューブリックの映画を見て読んだ。宇宙の彼方の生命が、星々の生命体に知的発展をとげるよう影響を及ぼしてきたという想像力、宇宙船の人工知能が自己矛盾の末乗客を根絶やしにしようとする、精神が星間を超えて旅しコンタクトする。その想像力からつむがれる壮大な世界観に圧倒される。
    キューブリックと映画の原作として作り上げていった裏話も面白い。

  • 映画は見たことがない。モノリスの登場は300万年前だけど、中途半端な時期に思える。ホモ・サピエンスはまだ登場していないが、人類はすでにいるからだ。250万年前ならちょうど石器を使い始め、肉食も始まった頃だからいいかもしれない。

    しかしこの世界の2001年はずいぶんと先を進んでいる。まだ磁気テープを使っているけれど。

  • 2001年宇宙の旅〔決定版〕既読、と思っていたが読んだつもりになっていただけのようだ。90年代の再訳とのことなので違和感が少ないのかもしれないが、素晴らしいリアリティで迫って来る。

  • IMAX版のリバイバル上映を観てきたので小説版も読んだ。映画は映画の、小説は小説の良さがあるなぁ。甲乙つけがたい。
    映画はゆっくりゆったりたっぷり描きつつ、観客にお任せ(ぶん投げ)なので、自由に解釈できた。小説は、お任せだった部分も説明されるので、あれこれ考える余地は少ない代わりに読んだあともすっきり。

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