人を生かす 稲盛和夫の経営塾 (日本経済新聞出版) [Kindle]

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  • 日経BP
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感想・レビュー・書評

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  • 仕事のことを考える上で、元気になる本だと思う。やっぱり一心に仕事に向かう姿勢というのは、勇気づけられるものだ。そうした姿勢に惹かれ、経営塾に参加した人たちが自分の体験、抱える問題を挙げながら、稲盛氏にアドバイスを求める。時に、相談者自身が「それはあなたの心得違いですよ」と嗜められる場面もあった。100%打ち込むのは、経営者に求められる姿勢であって、従業員にそれを求めたらダメですよ、とかね。そこには、稲盛氏自身の経営者としての自負もあるのかもしれないなぁ。俺の仕事は、メーカーとか営利企業とは違うんだけど、いろいろ刺激になる話があったと思う、

  • 人を生かす 稲盛和夫の経営塾
    著:稲盛 和夫

    「人を生かす」をテーマに、盛和塾での多数の問答の中から、集団のリーダーであれば、誰もが直面する人材の育成、組織の活性化に関する問答を取り上げ構成されている。

    本書は以下の5章から構成されている。
    ①活力ある社風をつくる
    ②社員のやる気を引き出す
    ③幹部を育てる
    ④自らを高める
    ⑤リーダーの役割十ヶ条

    机上の空論ではなく、全て成功という結論からかみ砕いて紹介される大きな考え、きれいごとだけを並べるのはなく、時には辛辣な、魂をぶつけるような表現で成長への道筋を開いてくれる。それは乱暴な言葉ではなく、熱い言葉。

    格の違いを感じながら、一種の憧れのような視点で本書を貪るように読んだ。奥は深く、全ての理解はまだまだ出来ない。これから何度か開いて徐々に理解していきたくなるような一冊。

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著者プロフィール

1932年鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長に就任。84年、第二電電(現KDDI)を設立し、会長に就任。2001年より最高顧問、2010年には日本航空会長に就任する。代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問となる。84年、稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。2022年8月逝去。その他著書に、『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』『稲盛和夫のガキの自叙伝』『高収益企業のつくり方』『人を生かす』『従業員をやる気にさせる7つのカギ』『成功への情熱』『生き方』等がある。

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