鉄道ひとつばなし (講談社現代新書) [Kindle]

  • 講談社 (2003年9月20日発売)
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本 ・電子書籍 (226ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 著者の鉄道に関するいろいろな話や体験談、豆知識等を書かれたものです。各章にテーマがあり、皇室や歴史的人物と鉄道の関係や、鉄道の種類、著者の思い出、鉄道起源の文化などバラエティに富んでいて読んでいて飽きませんでした。日本では明治時代からということもあり、近代とともに歩んできた歴史を感じられるものがありました。また歴史があるがゆえに、現代に合わなくなってきている部分も鉄道にはあり、駅や通過列車、停車駅などに問題があることを指摘されています。なかなかに奥が深い世界を見ることができます。

  • 古本屋で購入。

    読んでいて楽しかった。旅気分を十分味わうことができました。
    2とセットで400円で購入できたのはかなりお得。

  • ふむ

  • どんな手段を用いて旅をするのが最も旅情を掻き立てられるかといえば、鉄道旅の右に出るものはないであろうことは、まず異論のないところであろう。その鉄道旅の中でも、何より車窓からの風景こそ、旅の最も興趣をそそられるものの筆頭に挙げられよう。
    とかく、鉄道に関する書物は、マニア向けの専門的な薀蓄に満ちたコンテンツを想像するのだが、この本は違う。あくまでディレッタント的視点(素人から見れば十分にマニアックだとは思うが)から、鉄道というものを歴史的、社会的に広くとらえようとしている。それがいい。

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著者プロフィール

1962年生まれ。早稻田大学政治経済学部卒業,東京大学大学院博士課程中退。放送大学教授,明治学院大学名誉教授。専攻は日本政治思想史。98年『「民都」大阪対「帝都」東京──思想としての関西私鉄』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、08年『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞。他の著書に『皇后考』(講談社学術文庫)、『平成の終焉』(岩波新書)などがある。

「2023年 『地形の思想史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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