失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~ (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • なるほど。日頃から変だと思っていた敬語たちは学問の目で見るとやはり変なだね。

  • 誤りを指摘されたり、何かの拍子に自分で発見したりしたときには、「正しい言い方がわかってよかった」と素直に喜べばよい

    本書を読んで、書き言葉、話し言葉での尊敬語や謙譲語を見直すようになりました。まずは、乱発している「させて頂く」の撲滅から取り組みたいと思います。いかんせん敬語のルールが多いだけに、会得するには、かなりの時間が必要だと思います。

    本書の内容を一回読んで使いこなせる訳ないので、「させて頂く」だけでなく、敬語を使う時は「あれ?これで正しいんだっけ?」という意識付けをしていきたいと思います。

  • 私の懸念は、このままいくと、従来の敬語、すなわち相対敬語である日本語の敬語が破壊されるということである。

    「両親には予備校まで行かせていただいて、大変感謝しています」

    大学の授業で敬語を扱ったときに、学生が質問に来た。
    入学試験の面接の折に、面接官にこのように言ったのだという。
    (本文より)

    テレビ、アルバイト・・・など自分の身近で使われている敬語に時折「ん?」と首をかしげることがあり、本で調べてみたら誤った敬語であったということがある。自分より年上の方に敬語を使うことはよくあるが、だからこそこの機会に一度は見直してみたいと思わせる、そんな本書である。

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著者プロフィール

日本大学法学部准教授。論文「漂流する「女歌」—大伴坂上郎女論のために—」(『天平万葉論』翰林書房・2003)、「記紀歌謡と万葉集を読む」(『日本古典文学』弘文堂・2015)など。

「2016年 『おかしいぞ! 国語教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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