ガダラの豚 II (集英社文庫) [Kindle]

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  • 舞台はアフリカへ
    Ⅰと同じくいや、それ以上の面白さと実際に呪術師がでてきてからの緊迫感で途中て区切りをつけることが出来なかった。
    私たちが思い描いているアフリカという地は日本にサムライやニンジャがいないのと同じように既になく
    在るのは東京やNYと大差ない都会
    20数年前に既にそうだったのかと自分のなかの偏見に気付けた

    バキリのキジーツが娘さんなのはオプルが占った時からなんとなく疑ってたので驚きは少なかったのだが、ムアンギの裏切りには気付けなかった…

  • 2がいちばんおもろかったぁ

  • ガダラの豚二巻。

    大生部一家はテレビ局の特番取材で再びアフリカへ旅立つ。研究助手の道満、スプーン曲げ青年の清川、大生部の長男納、テレビのスタッフ6名。一行はケニアとウガンダの国境沿いを北上してスワヒリ語で「13」という意味の不吉な村、クミナタトゥに着いた。村民に怖れられる大呪術師バキリの面会に成功した一行は最大の禁忌を犯す。バキリのキジーツの少女を攫ったのだ。危機一髪。ケニアを後にする。(「BOOK」データベースより)

    この巻の舞台は日本から遠く離れたアフリカ。序盤はアフリカ探訪記のような感じで穏やかにストーリーが進むが、中盤からはだんだん雲行きがあやしくなってきて小野不由美の『屍鬼』を連想させる展開に。(たぶんその土地でしか通用しない不気味さと閉塞感があいまっている部分が似ているからだと思う。)

    とはいっても、こちらはらもさんの作品。根底に一歩距離を置いたユーモアがあるので大丈夫・・・のはず。たぶん。

    ストーリーは「そう来るか」というところで三巻へ。紙の本で読まれている方は三冊とも揃えてから読み始めることをお勧めします(苦笑)。

  • 舞台をアフリカ:ケニアへ移しての第二巻、没入感が強く、まるで読んでいるだけでも呪術に掛かったの様な緊迫感。 現実逃避の為の読書ではあるが、この時期に読むべき作品では無かったか(汗。 でも、次行ってみよう!

  • アフリカの描写が興味深い。都市部に関しては、多くの日本人が持っているイメージとはずいぶん違うのだろうなぁ。ミステリあるいは冒険小説としては、あまりハラハラもせず、可もなく不可もなくだった。

  • 2巻が一番好き。

  • 一巻の新興宗教話とアフリカ呪術がどのように結びつくのか。三巻に託された。

  • アフリカ・ケニア編。アフリカに行きたくなるようなならないような。作者がどこまで現地を踏査したかわからないがアフリカに行ってみたくなる。

  • 面白い、そして怖い とにかく面白くて怖い

  • 良い、ちょっと中だるみの印象

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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