僕に踏まれた町と僕が踏まれた町 (集英社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • いろんな読み方ができると思いますが、私としては、高校時代と大学時代の内容の疎密に圧倒され、なにも刺激がない生活をしていると、本当に一瞬で月日が経ってしまうのだなぁと、感じさせられた読後感でした。でも、このボーッとできた時間も、また、らもさんの感覚を養ったという意味では必要な時間だったのかもしれませんが。

  • 中島らもが音楽と酒に傾倒していった学生時代から、酒に溺れて最初に倒れるまでの思い出を綴ったエッセイ。まぁ、気楽な読みもの。

  • 若いうちは誰もが苦しい。

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  • 昨晩、高知の姉ぇ〜さんと青春モノベスト3の話をしていて、その流れで再読。
    本書はボクの青春モノオールタイムベスト3の一冊である。
    故らも氏は世代的にはずいぶん上になるが、その60年代末から70年代にかけての青春モノになぜかボクは弱いのである。
    世代が上の人たちの自分たちではリアルになり得ないモノへの憧れのようなモンだと思う。

    本書は後書きにらも氏が書いているように、明るくパッパラパーな時代とその後の暗く陰鬱な時代がごちゃ混ぜに描かれている。すでの躁鬱的な感じのにおいが垣間見られる一冊である。

  • なんとなく、少しくらい人生のレールを踏み外してもなんとかなるのかな?というような気持ちにさせてくれる一冊。そのような意味では、夢を見させてくれるといえるのかも。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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