- Amazon.co.jp ・電子書籍 (294ページ)
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
意外とブクログの評価が割れていることにビックリした。
日頃岡田斗司夫のYouTubeを見ていて、本質の取り出し方や、本やアニメの例え話の巧みさに舌を巻いていたので、かなり参考になった。
思考力に無駄が必要だという話や、メモの蓄積で天才たちより高い立ち位置を手に入れた話、天才に必要な要素、面白さの種類など、興味深い話も多かった。
私の場合は授業を考えるときに、この本がかなり役立った。
具体的にいうと、授業の構成で悩んでいるときに、自分の悩みを突き詰め、実際の授業の形にするときに、なぜ?どうする?という掘り下げ方によって、道筋を得ることができた。
以前「メモの魔力」を使って面接対策を1年間行ったときにも思考力や内面を深めることができたが、「メモ魔」よりも思考の掘り下げ方が具体的だったので、「メモ魔」と組み合わせたノート術を身につけたい。
個人的にはメモ魔よりも、天才になる!というゴールが面白いし、何より「正しくなくても良い」という割り切り方が今の自分に合っていた。
もちろん、メモ魔も良い本で、ノートの整理術としてはこちらの方が優れていると思う。
岡田斗司夫式のノート術は、世の中のクリエイティブさとはちょっとズレたところにあるのが魅力的。
企業で成功するとか、優れたアイデアを出すとか、そうした目的意識ではなく、人と違った考え方を手に入れ、面白く表現するためのヒントが満載だった。
岡田斗司夫の考え方は分かりやすいけれど、物事の本質をしっかりついていて読んでいても「なるほど」と思えることばかり。
たぶん、岡田斗司夫が普段どのような論の展開をしているか知らない人はこの人のノート術を見てもピンとこないかもしれない。
YouTubeチャンネルを時折みていると、本の読み方、アニメの解釈、先見性の高さなど、「すごい!」と思えることが多く、ぜひ考え方を学びたいと思っていた。
岡田斗司夫もノートを取るのか!と思って安心した。
だって、ノートを取るって誰でもやっていて実行可能で目に見えるものだから。
真似したいところがたくさんあるので、本書に出てくる「学びたいときはその人の信者になれ」を、岡田斗司夫で実行したいと思います。 -
第3フェーズに入ったところで挫折しかかってますが、第1、第2フェーズの良かったことを毎日書くという習慣だけでも、結構人生変わりそうな気がします。天才にはなれないでしょうが。
意識しないと自分のことは肯定しませんし、意外と毎日少しは良いことあるってことに気づけるんですよね。ウツを改善するっていうのは本当だと思います。 -
ノート術の本は何冊か読みましたが、
段階的に書かれていて、マネしやすさでは
一番かも。
見識=教養+立場+判断、
知識=情報を自分の好き嫌いのフィルターで通した状態
人格=知識を解釈する時のスタイル
教養=パースペクティヴがついた知識、
など思わず納得する分析も魅力。
最後の対談は蛇足かも。 -
岡田斗司夫氏が実践するノート術といった本です。論理力、発想力、表現力の3軸を定めてそれを高めていくにはどのようなステップを踏まえていけばよいかをノート術を交えて説明しています。僕も第1段階である5行程度の日記を今月頭から付けています。確かに思索を深めるには筆記は必要だよなあ、と思えます。
-
【型を身につけ、天才になろう】
セオリーそのものがとてもわかりやすく、読んでいる側からやりたくて(実際やりましたが)うずうずしてきます。
岡田さんの視点と、勝間さんの視点の違いがとても面白い。
買いの一冊です! -
ノートなんて使ってこなかったし興味もなかったけど、なにげなく読んでみたら面白かった。
自分という世界を創るためのツールとしてのノート。論理力、発想力、表現力という3つの要素のくだりは秀逸。今までのいろいろな自己啓発本になかったこのフレームワークはとてもわかりやすい。 -
手書きと電子は無限の振り子なのだけど、これ読むとまたしばし手書き派だな!
-
まずタイトルがあまりに扇情的で、普段の私だったらまず買わなかった本だ。もちろん、これまでノート術の類いはいやというほど見てきて、実際に身に付いているものが何一つないという経験から「ノートで天才になるわけないじゃん」と思うからでもある。
これまでみてきたノート術というのは、「普段からそれなりにさまざまな記録をつけてきたが、もっといい方法はないのか。もっと合理的な方法はないのか。デジタルとの共存はできないのか」という、ものすごく高いレベルでの話が多かった。
・・・・使い切れないほど大量の高級ノートをもっている私だが「そんなにノートってしっかり使わないといけないものなの・・・?」と躊躇するような、「すごい技術」のノート術が多かったのだ。
その点、この本が提唱するノート術は一味違う。
まずは毎日ノートを書くくせをつけよう。
とりあえずなんでも書こう。
書いたことに対して、ちょっといろいろ考えてみよう。
たったそれだけなのだ。
ただ、この「書いて、考えてみよう」というプロセスは意外にあなどれないもので、人間、無理やりにでもいろいろ考えていると意外となにかに気がついたり、物事がリンクしたりする。これは一種の「研究(過程)ノート」ともいえる。
この本は、ノートをまともに使ったことがない、使えない(私だ!)人間が、少しずつ段階を踏んで、ノート上であれこれ思考をするようにする、その過程を例として提示してくれる。とっかかりが非常に簡単なため、少しやってみようかな?という気にさせられる点が、これまでのノート術とは違う利点だと感じる。 -
まったく天才になりたいとは思ってはいませんが、題名のイメージからは考えにくいくらいの良書です。
自分の毎日のもやもやは「感じること」で止まっているから。そうではなくそれを考えることに飛躍して、論理力、表現力、発想力を練る。
そのための実践の仕方がフェーズという段階をふんで、しっかりと書かれていました。ぼくの振り返りに変化を生んでくれそうです。1年続けています。
今年度、1番2番の本と出会うことができました!