ひきだしにテラリウム [Kindle]

著者 :
  • イースト・プレス
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感想 : 12
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感想・レビュー・書評

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  • 不思議な本

    スラスラ読めるけど、急に考え込んじゃう時もある

    引き込まれる

    感情が大きくは動かないけど、動揺した気分になる

  • ebookjapan

  • 「ダン飯」前の作品。
    細かいことは言いませぬ。取り敢えず最初の2頁をお読みなさいませ…。

    あと、これを読んで「ダン飯」読むとまたすごい色々納得する。

  • -

  • 私にとって初めての九井氏作品。噂の『ダンジョン飯』と迷ったが、まずは短編集からと読んでみた。いわゆるショート・ショートであるが、ジャンルに幅がありどれも面白い。ただ、ものによってはあっという間に終わってしまい、もうちょっと読みたかった!と思うものがある。画力があるので作品により(故意的に)絵のタッチを変えている。凄い。個人的に、何度やってもダーツが同じ場所に刺さる話が好きだ。

  • 九井諒子作品集が50%還元だったので3作品全て購入.以下はそれら全体についてのレビュー.
    発刊順は竜の学校は山の上 →竜のかわいい七つの子→ひきだしにテラリウムとなる.
    僕みたいにダンジョン飯から知った人は新しい作品集から読んだ方が,作画の違いに驚かないだろう.
    それらしい世界観をそれらしい理屈でそれらしく演出する事に長けているなぁと実感.
    深夜に読むと深く溜息が出る,でもそれは決して悪いものではない.実生活において忘れていた何かを思い出させ且つそれを満たしてくれた,そんな作品たちだった.

  • やっと読みました。
    ショートショート、上手い!
    ちょいちょい絵柄も変えるし、
    話のバリエーションも広いし、読み返し必至。

  • ボリューム満点。
    表紙が凝ってるのでこれはやっぱりコミックで味わわねばなるまい。

  • 実はずいぶん前に電子書籍で購入して、最初の数話を読んでそのままになってた。その時には、面白さに気づけずにいたんだね、私。

    ダンジョン飯、竜の学校は…を読んで、あ、そうだ、私持ってたじゃん、と読み返してみたら、面白い(笑)。

    ただ、1つ1つの話がかなり短いので、面白さをかみしめる前に終わってしまうものもあったのは事実。3作品読んでみて、一番面白いと感じているのはダンジョン飯。長い目で積み重ねると、日常がより日常っぽく感じられていいのかもしれん。

  • 最近一番面白いマンガ家は九井諒子だと思っている。とは言え、単行本は4冊しかないんだけど。他の3冊を読んで、これも当然のように購入。

    4冊の中で、これが一番好きかも。いや、『ダンジョン飯』とは悩むな。。。ショートショート集なので、読みやすさも多分に影響している気もしないでもないが。

    星新一もそうだが、ショートショートはその作者の力量が如実に現れる。例えば、今一番売れているマンガ(だよね?)『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎氏には、ショートショートは無理じゃないかと思う。そういう作風じゃないから。長編を書かせてこそ、である。一方で上手そうな人は・・・誰だ?思いつかん。。。小説家なら西澤保彦とか貫井徳郎とか京極夏彦とか上手そうだな。読んでみたい。

    おっと話題が逸れた。

    本作は、より一層『日常感』が溢れている作品。明らかに異質な設定を物語の中の標準として取り入れ、違和感なく読ませている。この味わいは、他の3作品とも同様。ただ、ショートショート担っているがゆえにそれがより強調されている気がする。そこが気持ちよさにつながっているんだよな。

    小説との比較になってしまうが、西澤保彦の小説も「異質な設定を物語の中心に取り込む」内容である。が、西澤作品は、異質なモノを『異質なまま』取り込んで使いこなすのが作品の妙である。一方本作は、異質なモノを『一般常識として』取り込んでいる。その点が大きく違うのだが、その違いが心地良く思える。

    『ダンジョン飯』の続きも非常に楽しみなのだが、本作のような短編集、出来ればショートショート集を時々でも出して欲しいと思う。

    ちなみに一番好きなのは『TARABAGANI』かなぁ。いや、『遠き理想郷』も捨て難い。『恋』のちょっとブラックなところもいいし、『ユイカ!ユイユイカ!』『スペースお尺度』も良い。『すごいお金持ち』のラストもシュールで良いなぁ。

    とまあ、いろいろと面白い話がたくさんあって、お得な一冊なのです。

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著者プロフィール

pixivやコミティアで活動し、2011年、短編集『竜の学校は山の上 九井諒子作品集』でデビュー。13年『ひきだしにテラリウム』で、第17回「文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞。14年より「ハルタ」にて連載開始した『ダンジョン飯』は、「2015年度コミックナタリー大賞」「このマンガがすごい!2016」オトコ編、「THE BEST MANGA 2016 このマンガを読め!」「全国書店員が選んだマンガランキング2016」と数々の賞で1位を獲得した。

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