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感想・レビュー・書評
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作家アリスシリーズの閑話休題のような立ち位置でミステリー色の強い短編は少なかった。シリーズが好きな人は楽しめるけど、これが最初に手に取った人だったら少し残念な感想になるかも。どれもスッキリ終わるのではなく、読み手に委ねる結末なので物足りなさを感じるかもしれない。
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国名シリーズ5作目。短編5作と掌編2作収録。
いわゆるファンブック的な位置付け?火村教授のプライベートあり、森下刑事目線の事件あり。シリーズファンはおそらく楽しめる。
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「切り裂きジャックを待ちながら」は劇団員のお話。舞台映えしそうな短編(ドラマの原案だったらしい、納得)
「暗号を撒く男」は私的には好き。バカミスだよね、これ。
「赤い帽子」は内容よりも発表された媒体にビビった。大阪府警の社内報(的なやつ)らしい。マジか!
「ペルシャ猫の謎」は→
冒頭のアリスがかわいい(笑)オチはアレですがね。うん。
掌編二つは火村ファン歓喜、ではなかろうか。アリスファンの私ですら、「ほぅ……火村もええ奴なんよなぁ」とか思っちゃったんで(笑) -
火村英生シリーズ9冊目■「切り裂きジャックを待ちながら」ああ劇的と言えば劇的なのか?「わらう月」最後にそう来るか「暗号を撒く男」作家の朝井小夜子との飲み話。ちょっと傷つくこと?残念感いっぱいではあるが…「赤い帽子」アルマーニ森下刑事の奮闘記、これがベストとは「悲劇的」片桐編集者との飲み話。有栖の解説なしには理解できない性格「ペルシャ猫の謎」これ表題作ですよ!ぶん投げようかと思いました‼「猫と雨と助教授と雨天決行」黒猫の殺意という本を読みたくなった…■本格に非ず、完全にキャラクター小説ですがな(1999年)
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国名シリーズの短編、7編。
平日のちょこちょこ読みに相変わらず丁度いい。
前半3編が好み。
•舞台モノって狂気な登場人物多いよね。
•写真トリック
•殺人現場に、おおよそ無関係と思われる謎の置物
ラスト2編は表題と、猫好き火村センセの可愛い一面。
奇しくも8月8日は【世界猫の日】。
私はワンコ派ですが、可愛い生き物は種別問わず好き。
癒されるー。
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本格から外れた外伝的位置づけの短編集。
ホラー・写真トリック・暗号・森下刑事主役抜擢・学生の論文に対する感想・怪奇現象・猫と火村の日常
といった感じ。
推理を期待していると肩透かしをくうかもしれない -
国名シリーズ第5弾。これも久々の再読。この辺りだと以前読んだときの記憶がうっすら残ってるな。
「わらう月」が印象的だったんだよな~と思い出した。作家アリスシリーズは三人称の話が程よい塩梅で混じってて、飽きずに読める。
最後の「猫と雨と助教授と」は文句なく楽しい(笑)短編。濡れ鼠の野良猫を拾ってくる火村先生‥‥(笑)。