あの頃映画 松竹DVDコレクション SADA 戯作・阿部定の生涯

監督 : 大林宣彦 
出演 : 黒木瞳  片岡鶴太郎  椎名桔平 
  • 松竹 (2013年10月30日発売)
2.50
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105067608

感想・レビュー・書評

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  • 阿部定を モチーフにして
    愛に狂った一人のオンナを ドラマとする。

    どうも 安部定にこだわりすぎて・・・・
    説明が多すぎる映画である。
    映画をみるときに 「説明」を求めているわけではない。
    どうも この監督は そういうことが 
    わかっていないのかな?

    畳屋の娘・・・定(黒木瞳)は 14歳のときに
    慶応ボーイに 強姦される・・・
    といっても そこまでついていった定にも問題が。
    そして 岡田(椎名桔平)は 医学生で 手当てを受ける・・
    いつの間にか 岡田がすきなっていた。
    画面が 白黒からカラーに変わるが 意味があるのだろうか?
    白黒がフィクションで カラーがドラマといいたいのかな。
    そして 岡田は ハンセン氏病で 定の前をたちさる。

    それで 定は 子供のように遊んでいた・・・
    映像が まるっきりチャチになる・・・
    あまり映す気がないのならば 飛ばせばいいが
    どうも そういうところは 真面目なのだろう。
    文脈を大切にしたいのかもしれないが
    観ているほうは 退屈である。

    置屋に行くことに・・・
    三味線もできる定。
    といっても オトナの三味線ではない。
    コケティシュな 三味線。
    関東大地震 1923年。 定 18歳のとき。
    そして 娼婦として・・・
    男の顔が 連続的に出るのは・・・
    よく考えている。この表現はいい。
    結局は マンガチックに表現するチカラが
    あるようだ。

    父親が 三木のり平で
    定との会話が いい味が出ている。
    大林監督は このような画も作るのに・・・
    それが 瞬間的にしかできず 持続性がない。

    ベンガル扮する 立花先生(大宮五郎)にであい
    変化をするが・・・
    小料理屋の修行に 東京の中野にいく
    その主人龍蔵(片岡鶴太郎)にであい・・・
    阿部定の人生は 大きな変化を遂げる。

    片岡鶴太郎が 中原中也の詩を出したり
    夢二の絵を説明したり・・・
    都都逸が いなせで いい感じである。
    龍蔵は 少なくとも存在感が必要で
    それに応じた 役割を果たした。 

    この映画は・・・
    黒木瞳のよさがあまり出ていない
    というより
    阿部定に 黒木瞳を持ってきちゃダメだ。
    あまりにも あかるすぎる。
    心の中に もっと ヤミがほしいなぁ。

    殺してまで愛したい・・・というテーマになるのかな。

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プロフィール

映画作家。1938年広島県尾道市生まれ。
 3歳の時に自宅の納戸で出合った活動写真機で、個人映画の製作を始める。上京後、16㎜フィルムによる自主製作映画『ÈMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』が、画廊・ホール・大学を中心に上映されジャーナリズムで高い評価を得る。
 『喰べた人』(63)はベルギー国際実験映画祭で審査員特別賞を受賞。この頃からテレビコマーシャルの草創期に本格的に関わり始め、チャールズ・ブロンソンの「マンダム」、ソフィア・ローレン、カトリーヌ・ドヌーヴなど外国人スターを多数起用、その数は2000本を超える。
 77年『HOUSE/ハウス』で劇場映画にも進出。同年の『瞳の中の訪問者』と共に“ブルーリボン新人賞”を受賞。故郷で撮影された『転校生』(82)『時をかける少女』(83)『さびしんぼう』(85)は“尾道三部作”と称され親しまれている。
 『異人たちとの夏』(88)で“毎日映画コンクール監督賞”、『北京的西瓜』(89)で“山路ふみ子監督賞”、『ふたり』(91)で“アメリカ・ファンタスティックサターン賞”、『青春デンデケデケデケ』(92)で“平成4年度文化庁優秀映画作品賞”、『SADA』で“ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞”、宮部みゆき原作『理由』(04)で“日本映画批評家大賞・監督賞”、“藤本賞奨励賞”を受賞。『なごり雪』(02)『22才の別れ Lycoris葉見ず花見ず物語』(06)、『転校生 さよならあなた』(07)、『その日のまえに』(08)、最新作に『この空の花──長岡花火物語』(11)、『野のなななのか』(14)、『花筺──HANAGATAMI』など多数。
 著作物も多く、近刊は第21回日本文芸大賞・特別賞受賞の「日日世は好日」(たちばな出版)、「なぜ若者は老人に席を譲らなくなったのか」(幻冬舎新書)、「大林宣彦の映画談義大全《転校生》読本」(発行:角川学芸出版)、「ぼくの映画人生」(実業之日本社)「大林宣彦の体験的仕事論」(中川右介共著/PHP新書)など。
 現在、倉敷芸術科学大学で客員教授を、長岡造形大学でも客員教授に就任中。また毎年各地で開催される「古里映画学校」では“校長”なども務めている。2004年春の紫綬褒章受章、2009年秋の旭日小綬章受章。他、近年では、日本映画復興賞。イタリア ウディネで行われた「ファー・イースト・映画祭」で、生涯功労賞を受賞。海外での映画上映活動が多い。また、NPO日本民家再生協会の会長を務めている。

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