- Amazon.co.jp ・電子書籍 (183ページ)
感想・レビュー・書評
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全4巻再読
男をころがすには容姿も愛嬌も要領良さも大切だが
何より対象との位置を自在とらわれずに置くことが必要だと
教えられるお話
技術は磨くことができても
日々刻々必然として変化する心を節し制し
如何に自由に漂わせるか
制御しようとするより自然好ましきに流れるよう
環境を整備する方が無理がないか
男の方から見れば
ころがされる恥ずかしさも
母性に甘えるのと同じく
日常との落差が生む快感なのかもしれない詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
廃業が決まった海辺の寂れた民宿を舞台に展開していく本作。
料理の腕は確かだが不器用な大将と素性不明でつかみどころがなく、周りの人たちを心地よく転がす美女が織りなす人間模様はあたたかでいて爽やか。
のどかで水面をたゆたうような不思議な世界観の物語。 -
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海良い、行きたい
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素性不明の女が港町の旅館手伝いで働くことになる。セリフ回しとその性格と行動がちょっと特異なのだけどそこが巧くて面白い
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「作り話のような」と形容すると「作り話なんだよ」とツッコミが入るが,私の「作り話空間」のいずれとも直交するような軸で語られる話であり,読み終われば「それはそうだよな」という「作り話」を読んだ後の感想になってしまうのだが,読んでる途中は中々のハラハラ感があった.
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仲居を亡くした辺鄙な旅館のもとに、ミステリアスな女性が住み込みで働きに来る話。
「こんなむさ苦しいおっさん」というセリフがあるけれど、画の上では「むさ苦しい」とは感じられず、目のまわりの皺は描かれているけれど、そのへんのリアリティがあまりない。
ミステリアスな女性が来るっていうおっさんホイホイな設定ではあるけれど、そこは女性向けのアフタヌーンコミックスってことなのかもしれない。
「ここから先は介護だ」「男と女として続けることができない」と男性が語るカップルの話は良かった。 -
親父キラー
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20140528
海に近いお宿のお話。
この方の描く、押しの強い高感度高い人好きだなー -
〈内容〉大ヒット作『路地恋花』の麻生みこと最新作!
海沿いの辺ぴな宿「とびうお荘」は、主人とワケあり看板娘のたった2人で営業中。この宿にたどりつけたお客は、最高においしい食事とちょっとした幸運にありつけます。