オール・クリア2 [Kindle]

  • 早川書房
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レビュー : 5
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感想・レビュー・書評

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  • すでに再読まで終了。一度読んでとてもとても感動したのと、わからないことがあったので、読み終わってすぐさまもう一度読んで、満足満足。おもしろかった! 感動した! 一度目に読んだときは途中から泣けてしかたなかった。

    「ブラックアウト」「オール・クリア1」での謎がだんだんわかってくる。第二次世界大戦中のロンドンにタイムトラベルした史学生たちが戻ってこられなくなったのはなぜなのか。なにがあったのか。そういうことなんだ!とうまく納得させられ、あのときのあれが!、あのときのあの人が!、そうだったのか!とかいろいろつじつまが合ってわかってくるのが楽しい。よくできてるなーと思う。

    ただ、わからなかった謎、コリンの謎は2回目に読んでもはっきり書いてあるという確認はできなかった。たぶんそういうことなんだろうっていう推測でいいのかなあ……。

    シェイクスピアやそのほかのお芝居のセリフがぴったりに使われていて、とくにサー・ゴドフリーがポリーと別れるシーンでセリフを言うところとか、本当に芝居を見ているような、セリフがきこえるような感じで感動的だった。

    人の善意はいいほうに働く、ってようなこととか、わたしたちの人生は喜劇だ、っていうコニー・ウィリスの信条みたいなものがすごく好き。すごく共感する。
    そして、英雄とかじゃなくて、ごくごく普通の人たちも、ごくごく普通の暮らしをして、「分をつくす」ことで、英雄と同じような貢献をしている、どんな状況にあっても日常の暮らしを大切にしていけばいい、っていうようなことも。なんだかすごく励まされる気がする。

    何度も言ってるけれども、コニー・ウィリスの作品はSFなのにすごくロマンティックな感じ。別に恋愛が出てくるわけじゃあまったくないのに。運命の出会いとか、一緒になる運命とか、そういうものを感じるからかしら……。

    • niwatokoさん
      たまもひさん、コメントありがとうございます。
      本当にそうですね、同じです、ドキドキと感動と涙で。なんかもう大好きです。なんていうか、ただ生き...
      たまもひさん、コメントありがとうございます。
      本当にそうですね、同じです、ドキドキと感動と涙で。なんかもう大好きです。なんていうか、ただ生きて暮らしてるだけでいいんだなとか、なにかあってもだれに責任とかでもない、とか、だれかのためになにかするのはいいことだ、とか、いろいろ励まされた気がします。
      コリンは、そうでしょうか? 登場人物みんなが思わせぶりなセリフを残してはっきり言わないので(笑)。またもっといろいろ続きとかスピンオフとか読みたいです。
      2013/08/27
    • sanaさん
      niwatokoさん、
      そうそう、あのときのあの人が!っていうのがわかってくるのがこの巻まで来ての喜びですよね!
      すっごくドキドキしまし...
      niwatokoさん、
      そうそう、あのときのあの人が!っていうのがわかってくるのがこの巻まで来ての喜びですよね!
      すっごくドキドキしました。
      空襲下の必死な気持ち、出来ることを手探りしつつ自分のやるべきことを決める気持ち、そして何年もかけて、ずっと待っていた気持ちとか。

      コリンはたぶん‥普通の男の子として生まれたのでしょうし、え、もしかしたら‥というぐらいで、いいのでは?^^
      2014/01/10
    • niwatokoさん
      sanaさん
      下巻まできて、上巻のよさが倍増するというか!

      >空襲下の必死な気持ち、出来ることを手探りしつつ自分のやるべきことを決め...
      sanaさん
      下巻まできて、上巻のよさが倍増するというか!

      >空襲下の必死な気持ち、出来ることを手探りしつつ自分のやるべきことを決める気持ち、そして何年もかけて、ずっと待っていた気持ちとか。

      ああ、そうですそうです! わかります。いろんな気持ちに共感して。

      コリンは、そうですね、そう思うことにします!
      2014/01/10
  • コニーウィリスのタイムトラベル・シリーズの集大成と言える三部作。3冊で2000ページくらいある超大作でもある。

    第二次世界大戦さなかのロンドンに、2060年からタイムトラベルしてきた3人が、ロンドン大空襲(そんなに激しかったとは知らなかった)やダンケルクを経験するが、何故か帰れなくなり、というあらすじ。

    自己犠牲と 人間愛という深いテーマに、多分全部史実通りなんだろうなあと思わせるディテールへのこだわり。年代や登場人物がどんどん入れ替わり、ちょっとややこしいが、最後まで一気に読ませる見事な作品でした。

  • 「もう二度と、商品を包装しなくてもいいのよ」と声に出していったとき、とつぜん説明のつかない涙があふれた。
    ばかみたい。包装なんか大嫌いだったのに。それに、これはハッピーエンドなのよ。

    「でも、そうじゃなかった。わたしにもできたことがーできることがーあった。ここの残れる。コリンを見つけ出して、あなたたちの居場所をを伝えることが出来る」輝くような笑みを浮かべて、「最高にうれしい!」

    「いいえ、わたしがここに残ったのは、あなたとアルフを置いていけなかったからよ」ビニーに笑顔を向けて、「もしわたしがいなくなったら、誰があなたたちの面倒を見るの?」そう言おうとしたが、その言葉が声になることはなかった。ビニーが飛びついてくると、首に両腕を巻き付けてぎゅっとしがみついてくきたので、一瞬、息が詰まりそうになった。


    2回目でも泣けます。
    アイリーンがけなげですね。
    アイリーンに会えない1995年が哀しい。
    ちょっと「蒲生邸事件」を思い出しました。
    盛大に泣けます。

  • やっと読み終わったって云うのが素直な感想

    なるほど、そういうことだったのね
    もう一度最初から読み直してみたいけど、長すぎるので断念

    ここまで長くなくても良かったように思うんだけどなあ。
    でも、最後は感動でした。

  • 広げに広がった大風呂敷も大団円を迎えて無事きれいにたたまれました。前巻『ブラックアウト1』があまり進展らしい進展がなかっただけに、どう終わらせるのか興味津々だったのですが、さすがコニー・ウィリス。きちんと纏めるだけでなく感動的なエンディングでもありました。
    ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞のトリプル・クラウンもむべなるかなです。

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