シャイロックの子供たち [Kindle]

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (115ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 半沢直樹シリーズ2冊に続き、池井戸潤の銀行モノをもう一つ読む。
    ちなみにKindleでリリースされている池井戸作品はこの3作品のみ。

    時代設定としてはポストバブルの時代。舞台となる東京第一銀行は
    この後に産業中央銀行と合併し、東京中央銀行となるところらしい。
    合併先の産中銀には、そろそろ半沢が就職したころ、か?

    いわゆる連作短編の体をなしているが、ひとつなぎの長編として
    読むべき。各章で主人公はどんどん変わっていくのだが、最後に
    は見事に全てがリンクする。登場人物も多種多様で、最終的には
    あまりにも意外な人が主人公になってびっくり。
    ミステリーとして読んでも、かなりの手応えを感じると思う。

    ただ、半沢シリーズに比較するとこの作品の世界観は非常に暗い。
    銀行に勤めたいと思った事などただの一度も無いのだけど、コレを
    読むとその気持ちが更に増す。現役の銀行員がこれを読んだら、
    どういう感想を持つのかなぁ?そのへん、ちょっと興味深いかも。

    タイトルの「シャイロック」は、シェイクスピアの「ヴェニスの商人」
    に出てくる金貸し。決して初代キング・オブ・パンクラスのあの人で
    は無いのでご注意を。

  • 面白かったし、巧かった。でも「えっ、これで終わり」という感じも……。

  • とある銀行を舞台に、そこに関わる人々の事件の連作。それぞれの短編が一話完結しながらも、大きな流れが絡んで来るあたり、上手い仕掛けでした。

  • ネタバレ系小説と思って読み始めて少し期待しすぎた感。短編が最後にひとつにつながる、みたいな所を楽しみにしてただけど、思ったほどではなかった。最後もすっきりしない。
    短編としての各話は、銀行組織と個人の人生模様としては読みやすく面白かったので、期待がなければそれなりではないかと思う。
    あまり小説家のことをよく知らなくて、半沢直樹の人だと途中で知った。ドラマ見なかったんだけど、あれもこういう系統なのね。

  • 本年度30冊目。
    自分はこういう短編がつながり合う物語がとても好きで、読みやすく、いい気分転換になった。

    何人か友人がいる銀行の世界…こういったことがあるのかもしれないなぁ。

  • 後味の悪い終わり方だった。
    謎を残さず終わって欲しい。

  • 池井戸潤、面白いんだけどパターンが同じでちょっと飽きて来たかなという感じ。しばらく距離を置いてみる。

  • 短編小説の寄せ集めなので、他の小説ほどの迫力はないのだけれども、最後に全てのストーリーが一つにつながるのがとても面白い。そして、色々な人の人生というか人間模様というかがとても考えさせられる。これ読むと、半沢直樹シリーズも、スピンオフ作品作ればいいのに、と思う。ところでこのタイトルの意味、小説読んだだけでは分からなかったんだけど、読み終わってから検索してなるほどな、と思いました。

  • 短編なんだけど、長編。途中から推理小説に変わっていくさまは圧巻

  • 池井戸潤の短編の中では面白い方だ。
    今まで読んだ短編は、モヤモヤしか残らず尻切れトンボで終わっていたものばかりだった。
    この作品も、ひとつひとつの話を見ればモヤモヤするものばかりだが、段々とひとつひとつの話が繋がっていく。
    そして、最後に……
    と、思ったらモヤモヤの残る結末。
    だが、他の短編よりは読み応えがあった。

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プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家になりたいと思っていた。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。

以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、非常に高い人気を誇る。

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