- 本 ・電子書籍 (300ページ)
感想・レビュー・書評
-
中学1年生の息子に読ませようかと思って再読。本能寺の変による信長の死後(秀吉が光秀を討伐した後)、織田家の跡目を決めるための「清須会議」。信孝を推す柴田、信雄を推す羽柴の対立軸と、関係する各人の思惑を、それぞれの人物の心情吐露という形で生々しく描きだす様は、やはり天晴れな出来。結局、織田家の重臣達によるこの会議を、後に天下人となる秀吉が征したことで、日本の歴史が大きく動いたわけだ。秀吉の凄さが際立つ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史物を現代語訳でやってしまおうなんて、三谷さんしか思いつかないかも。しかも、一応史実にもとずいてるから、本当にこんな風に思ってたのかな?なんて想像したりしながら読めてなかなか面白かった。でも、個人的にはこれ一冊でお腹いっぱいな感じでした。
-
実は歴史小説を読んだのが初めてなんですよね
『現代語訳』という体のコミカルさで歴史小説だということを忘れてたけど
戦乱の世の駆け引きって、現代ではなくなったと思わない方がいいよね
あるよね、今も -
ちょっと合わなかった。
-
本能寺の変での織田信長の死後、織田家の跡目を巡って開かれた清須会議。その前後5日間の出来事を、柴田勝家、羽柴秀吉、丹羽長秀などの独白をつなげていく形式で描かれている。
いや~、面白い!
もともと日本史大好きだからこういう歴史物は大好きなのだけれど、さすが三谷幸喜、NHKの大河ドラマのように真面目に…ではなく、エンターテイメントになってます。
信長の次男VS三男のイノシシ狩りのドタバタ劇は、頭の中で映像になっちゃう。
映画も観たくなった1冊。 -
・2/17 2025 読了.あっという間に読み終えた.このドタバタ劇が映画でどう演じられてるのか見てみようと思う.
-
やっぱ三谷幸喜はうまいなって。
-
三谷幸喜らしく、ユーモアに溢れていて読みやすい。
登場人物ひとりひとりのキャラクターが立っていてよい。
会議における根回しや相手のメンツを立てることの大切さがよくわかる。そういう点で歴史小説であり、ビジネス書であるといえるかもしれない。
秀吉と勝家が夜通し飲みかわすシーンはホロリとしたし、狡猾だが憎めない黒田官兵衛も憎めない。織田信雄のバカっぷりも可愛らしい。
著者プロフィール
三谷幸喜の作品





