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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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小林多喜二の母、セキが伝えたかった事は、息子が受けた拷問のむごさや共産党の話ではなく「息子の優しさ」だったのではないか
三浦綾子さんが伝えたかったのも同じではないか
文字も読めない母が常に案じていた、多喜二の身の上
母はどこまでも母なのだ
構想10年の大作に涙詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小林多喜二の母をモデルにした小説
母セキの語りから見えてくる
当時の歴史では光の当たらない
貧しく苦しい生活を送る小作農の姿は
とても平静な心で読むことは出来ない
過激な時代が終わりを迎えても
この歴史と彼らの切なる願いは
ずっと心に刻み付けていきたいと思う -
小林多喜二の母セキが、自ら語るその生涯。文字も読めない母が語る、やさしい多喜二の思い出に、母の無償の愛と悲しみを感じます。母は貧しく、美しくもなく、ただ母でしかないのです。
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