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感想・レビュー・書評
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確か、週刊読書人2023年2月10号の巻頭特集「歴史学は〈戦争〉とどう向き合うか」の中で紹介されていた(のだと思う)。
それにしても明治の文筆関係者はどうして酒を飲み放縦な生活に走りやすいのか?笑
それはともかく、幸徳秋水が亡くなった大逆事件や大杉栄が虐殺された事件を辛くも逃れて生き残った堺利彦という社会主義者がいて、売文社という会社を作って自ら雌伏しつつ社会主義者たちに仕事をつくり「冬の時代」を過ごしていたとは。
彼の思想の根本には「戦争反対」があった。そのために大きな権力と闘っていた。でも正面からがむしゃらに突っ込んでいくのではなく、静かに・粘り強く闘う、こういう人がとても強いのだと思うのだがどうだろうか。
宮武外骨との交流も興味深い。
出版から程なくして著者が亡くなっている。合掌。
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黒岩比佐子の作品





