フィギュアなあなた [DVD]

監督 : 石井隆 
出演 : 柄本佑  佐々木心音  壇蜜  竹中直人 
  • 角川書店
2.52
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988111245144

感想・レビュー・書評

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  • フィギュア愛好家・内山健太郎(柄本佑)は真面目に暮らしていたが、突如会社からリストラされた上に恋人に逃げられ、どん底に突き落とされる。
    新宿でヤケ酒をあおった勢いで奇妙な二人組の“巨乳男”、ヨッちゃんに因縁をつけてしまい、ヨッちゃんに追い回される。
    息も絶え絶えに逃げる内山が歌舞伎町の廃墟ビルの一室に転がり込むと、そこには打ち捨てられたマネキンが山のように積み重なっていた。
    赤い灯りが点り異様な光景にたじろぐ内山だが、マネキンの中にセーラー服を着た美少女フィギュア(佐々木心音)があるのを見つける。
    恐る恐る手を伸ばすと、そのフィギュアは心臓の鼓動はないもののまるで生きているかのようにぬくもりもやわらかさもあった。精巧な作りに感心しながらフィギュアを触るうちに、内山は安らぎを感じる。
    そんな至福のときも束の間、追ってきたヨッちゃんが廃墟ビルに潜んでいたハグレヤクザ三人組と衝突し射殺され、内山も狙われる。
    あわやというとき、フィギュアが動き出して内山を助けるかのように三人組に襲いかかり、ついには奪った銃で彼らを射殺する。地獄のような一夜が明け、目を覚ました内山の隣りには、件の美少女フィギュアが横たわっていた。
    昨夜の地獄のような出来事の痕跡はないが、戦っているときに美少女フィギュアが負った怪我を内山が手当てした跡が残っていた。
    昨夜の地獄絵図は夢だったのか現実だったのか釈然としないながらも、フィギュアを自宅へ運び込む内山。フィギュアに心音(ここね)と名前をつけ、フィギュアとの奇妙な生活を始める。
    しかし、あの地獄はまだ終わっていなかった……。
    「死んでもいい」で第66回キネマ旬報ベスト・テン脚本賞や第33回ギリシャ・テッサロニキ国際映画祭最優秀監督賞を受賞、ほか「ヌードの夜」「GONIN」などを世に送り出す一方、劇画家としても活躍し、男と女の情念を描き続ける石井隆監督が、1992年に発表した短編コミック『無口なあなた』を自らの手で映画化。
    リストラされたウジウジしているダメ男を演じる柄本祐も魅力的だけど、フィギュアそのもののプロポーションとロリータフェイスで男の理想像であるフィギュア心音を演じる佐々木心音の魅力です。石井隆お得意のバイオレンスもたっぷりだし、ワイヤーアクションを使った格闘シーンやラブシーンもたっぷりで、石井隆監督映画の初心者には楽しめます。 

  • 狂ってる…

  • 石井組常連の役者たちが出演しています。竹中直人、間宮夕貴、壇蜜など。ストーリー的には直接には影響してません。単なる脇です。メインは柄本祐、佐々木心音の二人。

    監督だけでなく、原作、脚本も石井隆という事で期待値は高かったです。その分、ガッカリとしました。

    物語前半、柄本がレズカップルの男役に突っかかる。ボコられる。逃げる。男役が追う。追った所にヤクザのグループがいる。男役とヤクザのグループの格闘。男役倒される。柄本が見つかる。柄本やられそうになる。マネキンに助けられる。そのマネキンが佐々木。マネキンが時折柄本に話しかけて動く。

    それだけで、映画の内容が語りつくせてしまうかも。男役は風間ルミ。妙に凄みと存在感を感じました。バトルシーンは石井隆らしさを感じました。感じたのはそこだけ。
    あとは、なんだ、これ (・・? って感じ。

    もう一つ、期待値が高かったのは佐々木心音。これも、ガッカリ。恥じらいのない無機質な裸のシーン。そこにトキメキもドキドキも感じる事は出来なかったです。

    今流行のA〇Bや〇〇坂のグループの女の子らが全裸で堂々と踊るよりも、チラっと見えるパンツの方がトキメキがある。そんな感じ。

  • 柄本いいね。おっぱいもいいね。

  •  人生がうまくいかない男の前に現れた動くマネキン。

     うーん。。。これはダメだったなぁ。がさつで不快で見てられんかった。
     邦画でこういう映画で面白いもんって見たことない気がする。なんかあったかなぁ。。。

  • これは男子なら、
    誰しもが思い描いたことがある願望を
    一部具現化していますね。
    あくまでも一部ですけどね(笑)
    全体としてはアイドル映画みたいな
    中身も演技もあったもんじゃない
    ヒドイ作品です(笑)

  • なぜか再視聴…不思議と観たくなる作品なんですよねぇ…。

    みたいな風に思わなくもない作品ですけれども、そうですね、主人公の柄本氏演ずる、うだつの上がらないサラリーマンにシンパシーを覚えたというか…ともかく氏はこうした、うだつの上がらないサラリーマン的役柄を演ずるとかなり映えますね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ヒロインとか、他にも何人か素人っぽい女優さんが出てきましたけれども、演技がかなりアレ…素人っぽかったのでした…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ん~…最後のシーンまで観てみてネット上でネタバレページなども観てみたんですけれども、果たして…主人公君は最初からおかしかったのでしょうか? ココネなんてどこにも居ないと? つまりは初めから、ただのフィギュア相手にあんなことやこんなことをして、自身を慰めていたんでしょうかねぇ…。

    だとしたら、かなり狂った映画ですよ、これは…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 他の誰が監督したってこんな映画は撮れない、ワンアンドオンリーな作品。
    役者スタッフ全員が魂込めて作っているのがビンビン伝わる。

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著者プロフィール

■石井 隆(いしい たかし)
1981年4月 東亜火災海上保険㈱、現在のトーア再保険㈱入社
2000年1月 Danish Re、現在のMarkel International入社
2001年5月 Gen Re(Berkshire Hathaway Group)入社、日本支配人就任 
2016年9月 Gen Re日本の損害再保険担当役員就任
2017年4月 ジェンリー・ジャパン・サービス㈱設立に伴い代表取締役社長を兼務
2021年6月 ㈱保険研究所 代表取締役社長就任

「2022年 『大変革社会とリスク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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