クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道 [Kindle]

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  • 小国ながら、いま世界の中で存在感を発揮している「コンパクトでスマートな国」をクオリティ国家と銘打って取り上げ、これからの日本の行く道としてこれらの国々を参考に同じ方向を目指すべきだと主張している。

    人口は数百万〜1000万。国家としてはボリュームも資源もないものの、高度な教育と高い生産性を磨き、独自の存在感を確立している国がある。
    スイス・デンマーク・シンガポール・台湾などのそれらの国を例に、日本でも道州制の導入によって行政単位をこのレベルの小さなまとまりに分割していき、各道州が個々の特色に合わせて独自の方向へ舵を切っていくことが日本の今後のあるべき方向性だと提案されている。

    今後もう大規模な工業国としてはやっていけなくなる日本においては、これ以外にたしかに有効な処方箋はないだろう。

    しかし道州制への道を切り開くための地方改革の第一歩として、本書のなかで挙げられている大阪都構想が、先日の住民投票で否決されてしまったいま、ここからどのような形でこういったコンパクトでスマートな広域行政の集合体へと移行していけるのか、その道筋に暗雲が立ち込めてしまっている。大阪だけでなく日本の各地からもう1度その動きが起こることに期待を持つしかない現状に、このタイミングで本書を読んだあと、歯がゆさが残る。

  • スイスすげー!シンガポールすげー!北欧すげー!国家戦略すげー!といちいち感動した。人と国は変われるのだなと。一方で、に、にっぽん…(´・ω・`)

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プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

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