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- / ISBN・EAN: 4988142943729
感想・レビュー・書評
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=†=デ・パルマ監督と女優スペイセクさんの素晴らしさ=†=
本作公開当時「エクソシスト」同様、本作の予告編がTVで報じられていたおり釘付けになっていたことを思いだしながらの再見させて戴きました。
何と言っても本作は当時のシシー・スペイセクさんが放っておられた魅力、それをデ・パルマ監督が最大限に活かした点を捉えずにはいられません。
スペイセクさんは本作の時点で27歳であったらしいのですが、実年齢よりも10年も若い役どころを違和感無く演じられていますね。
狂信的なキリスト信者である母親には、P・ニューマン主演の「ハスラー」でサラを演じたパイパー・ローリーさんが母としての偏執愛を、これまた見事に演じています。
懺悔部屋に置かれしキリスト像の身体には7つの刃(やいば)が射抜かれており・・・
母親に背を刺されたキャリーが意識を集中!
母親にも7つの刃が刺さりますが。 「7」が「七つの大罪」を想わせてくるかのようで。
他にも懐かしいお顔として、E・アーヴィングさん、N・アレンさん、J・トラボルタさん、W・カットさんなど、各役どころを実に巧みに演じていらしたことも再確認できました。 (
それにしても当時流行していたせいか、ソバージュヘアの多いことに笑ってもしまい…)
「因果応報」、「人を呪わば穴ふたつ」
「天に向かって唾を吐く行為をすればそれは我が身にいつか降りかかる…」
弱者を守れてこそ、「真の強者」と言える部分を教えてくれている気がします。
子供間での虐め問題や大人社会に於ける各ハラスメントが横行している現代に在って、本作は単なるホラー、オカルト映画に留まることなく、《発信されているメッセージ》は今も尚、大きく共振させられる力に驚いてもいる次第です。
クロエ・グレース・モレッツさん主演のリメイク版「キャリー」もありますが…
S・キング氏原作のこの作品は、やはりシシー・スペイセクさんの演じる「キャリー・ホワイト」でなければならない、私の中ではそれが総評です。
クロエ・グレース・モレッツさんのリメイク版「キャリー」がどこか光を失って見えてしまうのは、それだけスペイセクさんの放つオーラ=真に迫った演技が、《虐げられしキャリーの「激昂」「薄倖」を見事に体現している所以》ではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いじめられっ子が超能力を手に入れ復讐する話。
「普通の女子高生」として過ごしたかっただけなんだが、学校のことや母親のことがあって、もともと理性が崩れかけていた状態なんだと思う。
女優さんの演技が好きだった。 -
フム